1255GMT 12日終盤
Euro/dlr
Dlr/yen
Euro/yen
13日終値 前営業日終値
株 FT100 5925.87(‐19.09) 5944.96
クセトラDAX 7403.31(‐40.64) 7443.95
金 現物午後値決め 1505.75 1489.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.485 (‐0.005) 0.921(0.877)
独連邦債2年物 1.779(1.804)
独連邦債10年物(6月限) 124.44 (+0.14) 3.087(3.142)
独連邦債30年物 3.623(3.673)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇。独仏の底堅い国内総生産(GDP)成長率を手がか
りにユーロ圏金利先高観が高まり、欧米の金利格差が拡大するとの見方が強まった。
一方、4月の米消費者物価指数(CPI)の総合指数の上昇は市場予想と一致。食品・
エネルギー 価格の上昇に押し上げられたものの、広範なインフレ上昇の兆候はみられな
かった。
<株式> ロンドン株式市場は続落。このところ下落していた金属価格が若干戻したも
のの、世界景気回復の持続性に関する自信回復にはつながらなかった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は過去8営業日中、6営業日下落した。
商品価格の下げが目立った。とりわけ鉱山株<.FTNMX1770>は0.7%下落した。
ドル高を背景に原油価格
ダッチ・シェル
半面、ペトロファク
が目標を達成するとの見通しを示した。
このところ売られていた銀
一方、鉱山のリオ・ティント
欧州株式市場は下落。周辺国債問題をめぐるトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁
発言や米消費者物価指数(CPI)が圧迫要因になった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.54ポイント(0.40%)安
の1140.53。独仏の底堅い国内総生産(GDP)成長率などがを手がかりに一時値
上がりする場面もみられた。出来高は90日平均並みだった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は22.45ポイント(0.77%)安
の2894.60。
トリシェ総裁はギリシャ問題について、インテレコノミア・テレビのインタビューで「
ギリシャは国際社会が認めた計画を策定した。われわれはギリシャに対し、再編を視野に
入れていないこの計画を順守するよう呼びかけている」と述べた。
市場ではギリシャをめぐって何らかの債務再編が行われるとの見方が大勢になっている。
とりわけ同総裁のインフレに関する発言は将来の追加利上げの可能性を示唆しており、
利上げが継続されれば、ギリシャの債務問題を悪化させ、市場に悪影響を及ぼしかねない。
アシュバートンのファンドマネジャー、Veronika Pechlaner氏は、「トリシェ総裁の過
去数カ月の発言には一段とタカ派的な姿勢がうかがえる」と述べた。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は1%安。コメルツバンク
%安。デクシア
<.TRXFLDPIPU>は1.8%低下した。
<ユーロ圏債券> フィンランドが欧州連合(EU)などによる対ポルトガル支援に支
持を表明したことを受け、ポルトガル2年債の利回りが一段と低下した。
ただギリシャに対する新たな支援策の先行きが不透明なことから、ユーロ圏周辺国国債
が圧力にさらされる状態は今後も続くとみられている。
独連邦債は週末を控えショートカバーが入り、反発した。
ポルトガル国債2年物
11.44%となった。
ギリシャの短期債利回りは30─70bp低下。ただ同10年物
邦債10年物との利回り格差は4bp拡大し、1269bpとなった。
市場関係者は「ギリシャ、アイルランド、ポルトガルの国債は過去数週間は(独連邦債
との)利回り格差が拡大していたため、利回り格差が若干縮小に向かう地合いにはなって
いる」と述べた。ただ「市場全体にはこれらの国々の国債のポジションをショートに傾け
る傾向があるため、ギリシャ関連で先行き不透明な状況が長引けば長引くほど、利回り格
差は拡大する」としている。
独連邦債先物
連邦債には安値拾いの買いが入った。また、週末を控えたショートカバーも若干見られた。
(ギリシャ問題で)不透明感が払しょくしきれないうちは(独連邦債)相場は底堅く推移
する」としている。
独連邦債10年物
[東京 14日 ロイター]