*これは21日に配信した記事です。
1551GMT 19日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
20日終値 前営業日終値
株 FT100 5948.49( ‐7.50) 5955.99
クセトラDAX 7266.82(‐91.41) 7358.23
金 現物午後値決め 1490.75 1493.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.470 (+0.010) 0.943(0.950)
独連邦債2年物 1.789(1.844)
独連邦債10年物(6月限) 124.67 (+0.54) 3.069(3.125)
独連邦債30年物 3.612(3.665)
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<為替> フィッチ・レーティングスによるギリシャ格下げを受け、ユーロが下落した。
ノルウェーがギリシャに対する4200万ユーロの支援金の支払いを差し止めたこともユ
ーロの圧迫要因となった。
EBS電子取引システムでユーロ/ドル
0.9%安の1.4191ドルで推移した。
ユーロは円に対しても下落し、ユーロ/円
ただ、最近つけた2カ月ぶり安値の113.40円は上回って推移した。
<株式> ロンドン株式市場は反落。フィッチによるギリシャ格下げを受け、債務再編
をめぐる懸念が一段と高まり、金融株が売られた。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は7.50ポイント(0.13%)安の
5948.49。一時、6017.56に上昇する場面もあった。
フィッチ・レーティングスは、ギリシャの外貨建ておよび自国通貨建て長期発行体デフ
ォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「Bプラス」に3段階引き下げた。短期I
DRは「B」に据え置いた。また、3格付けをいずれも格付けウォッチ・ネガティブに指
定した。
銀行株が安い。とりわけロイズ・バンキング・グループ
2.9%安。ゴールドマン・サックスによる投資判断引き下げが嫌気された。
BP
湾原油流出事故に絡む清掃コストとして、同社の間接子会社であるMOEXオフショアが
BP
欧州株式市場は下落。格付け会社フィッチのギリシャ国債格下げを受け、ユーロ圏債務問
題をめぐる不安が高まったほか、米ギャップ
株の一角が軟調となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は2.51ポイント(0.22%)安
の1136.12。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は36.62ポイント(1.27%)安
の2853.98。
フィッチ・レーティングスは20日、ギリシャの外貨建ておよび自国通貨建て長期発行
体デフォルト格付け(IDR)を「BBプラス」から「Bプラス」に3段階引き下げた。
短期IDRは「B」に据え置いた。フィッチは3格付けをいずれも格付けウォッチ・ネガ
ティブに指定した。
ETXキャピタルのシニア・トレーダー、マルクス・フーバー氏は「週末をを控え利食
い売りが出た。ギリシャの債務再編の可能性をめぐり不透明感が根強い」と話した。
銀行株がさえず、STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>は0.8%安。周辺国の株
価も軟調で、トムソン・ロイター・ユーロ圏周辺国指数<.TRXFLDPIPU>は2.1%低下し
た。
米衣料品小売り大手のギャップ
算は、純利益が2億3300万ドル(1株当たり0.40ドル)となり、前年同期の3億
0200万ドル(同0.45ドル)から22.8%減少した。
同社は、綿を中心とする生産コストが今年、前年比約20%増加し、小売価格の引き上
げ幅を上回る見込みとした上で、通期の利益見通しを引き下げた。
衣料小売りのH&M(ヘネス・アンド・モーリッツ)
ョンブランド「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックス
2.4%下落した。
<ユーロ圏債券> スペイン国債利回りが上昇。22日行われるスペインの地方選挙の
結果によって、同国の財政赤字削
減に向けた取り組みが妨げられるとの懸念が広がっている。同国債利回りは短期的に一段
と上昇すると予想されている。
フィッチはこの日、ギリシャの格付けを3段階引き下げた。ギリシャの債務再編をめぐ
る不透明感が根強いなか、周辺国債券市場での緊張は高まっている。
スペイン地方選では保守派の国民党が勝利し、サパテロ首相率いる社会労働党が敗北を
喫すると予想されている。
BVCAの首席エコノミスト、コリン・エリス氏は、地方選で国民党が勝利し、赤字削
減計画への着手を拒否することになれば、10年物のスペイン国債と独連邦債の利回り格
差はいずれ、「容易に」300ベーシスポイント(bp)まで拡大するとの見通しを示し
た。そのうえで、国民党がいずれ赤字削減に向けた取り組みを余儀なくされるというのが
より現実的なシナリオと述べた。
10年物のスペイン国債と独連邦債
ーシスポイント(bp)拡大し243bpと、1月中旬以来の高水準になった。
フィッチによるギリシャ格下げはさほど大きなサプライズとは受け取られず、アナリス
トはすでに市場に織り込まれていたと指摘した。
相場も反応薄で、10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は格下げ前、すでに
1376bpと、前日から50bp拡大していた。
一方、独連邦債先物
をめぐる不透明性が支えとなった。
[東京 21 日 ロイター]