1325GMT 24日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
25日終値 前営業日終値
株 FT100 5870.14(+11.73) 5858.41
クセトラDAX 7170.94(+20.28) 7150.66
金 現物午後値決め 1526.25 1527.00
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.520 (+0.025) 0.890(0.911)
独連邦債2年物 1.661(1.694)
独連邦債10年物(6月限) 124.99 (+0.26) 3.045(3.055)
独連邦債30年物 3.591(3.593)
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<為替> ギリシャの債務危機に対する懸念から、ユーロが対スイスフランで史上最安
値をつけ、対ドルでも値下がりしている。
<株式> ロンドン株式市場は小幅高。銀行株に安値拾いの買いが入った。ただ、一部
アナリストやトレーダーが株式市場の先行きに懸念を示すなか、相場は神経質な値動きに
なった。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は11.73ポイント(0.2%)高の5870.14
で取引を終えた。
銀行株の値上がりが目立ち、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
前日はムーディーズが同2行を含む英金融機関14社の格付けを引き下げる可能性を示唆
したことから軟調だった。
商品(コモディティ)株は、ゴールドマン・サックスが前日、銅と原油に関して前向き
な展望を示したことが引き続き買い材料になったという。
アントファガスタ
ダーウエート」から「イコールウエート」に引き上げたことが好感された。
欧州株式市場は上昇。このところ売り込まれていた銀行株が上げを主導した。ただ、ギ
リシャの債務危機をめぐる懸念を背景に長期筋が買いを控える中、上昇は一時的とみられ
ている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.30ポイント(0.74%)高
の1127.06。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は15.57ポイント(0.56%)高
の2816.84。
グローバル・エクイティーズのデービッド・ティボー氏は、朝方には下落したもののそ
の後落ち着いたと指摘した上で、「再び上昇局面にあるわけではなく、ギリシャ債務問題
の最終的な解決策が打ち出されるまで真の買い手は出てこないだろう」と述べた。
STOXX欧州600銀行株指数<.SX7P>が2.1%上昇。独コメルツ銀行
6.1%高、仏クレディ・アグリコル
銀行株指数は、ギリシャなどのユーロ圏周辺国が債務再編に追い込まれた場合に生じる
多額の評価損をめぐる懸念を背景に、過去3カ月間で16%下落している。
ソシエテ・ジェネラルがモニターしている投資信託および上場投信(ETF)のデータ
によると、世界の株式市場では過去4週間に継続的な資金流入が見られた一方、商品関連
のETFからは多額の資金が流出した。
ただ、ソシエテ・ジェネラルのストラテジストは市場の「リスク回避」姿勢が長く続く
可能性は低いとし、「特にドルが再び下落すれば、商品からの資金流出は一時的となる可
能性がある」との見方を示した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債価格が上昇。ギリシャの債務問題をめぐる懸念を背景に、
投資家の安全志向が高まった。
エボリューション・セキュリティーズの債券アナリスト、ブライアン・バリー氏は「周
辺国をめぐる根強い懸念がリスク回避の動きにつながっている」と指摘した。
「ギリシャで現在取り組みがなされている財政健全化計画を考えると、同国で政治的な
変化が起きるリスクがあり、市場は野党側の主張を注視している。もしそれが政策変更に
つながるようなら、それを織り込むのはおそらく妥当だ」と述べた。
ギリシャは、財政健全化に向けた追加措置もしくはユーロ圏にとどまるかどうかをめぐ
り、国民投票を行う考えはないことを表明。ペタロティス政府報道官は記者会見で「国民
投票に関し、特別な考えや具体的な計画は一切ない」と語った。
薄商いのなか、周辺国債利回りは、おおむね安定して推移。10年物のギリシャ国債利
回り
10年物の独連邦債利回り
05%。利回りは今後再び3%の水準を試す可能性があり、もし下回れば、今年1月中旬
以来の低水準となり、さらに低下する公算が大きい。市場では利回りが目先2.95─
2.90%程度に低下する可能性があると見込んでいる。
独連邦債先物
[東京 26日 ロイター]