*この記事は28日に配信したものです。
1549GMT 26日終盤
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
27日終値 前営業日終値
株 FT100 5938.87(+57.88) 5880.99
クセトラDAX 7163.47(+49.38) 7114.09
金 現物午後値決め 1533.00 1518.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(6月限) 98.535 (+0.005) 0.853(0.867)
独連邦債2年物 1.568(1.621)
独連邦債10年物(6月限) 125.61 (+0.10) 2.986(2.998)
独連邦債30年物 3.533(3.547)
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<為替> ユーロが対ドルで上昇。ギリシャが債務問題に対処できることを示唆する欧
州当局者による発言が材料視された。
一方、スイスフランは対ユーロ・ドルで過去最高値を更新。欧州のソブリン債問題や予
算案をめぐる米議会での対立などをめぐる懸念が依然根強いことが示された。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。鉱山株や銀行株が幅広いセクターの上昇を主導し
た。
銅などの商品価格の上昇を受けて鉱山株が買われ、FTSE350鉱山株指数
<.FTNMX1770>は2%上昇。リオ・ティント
国際決済銀行(BIS)による新たな銀行自己資本比率規制バーゼルIIIが懸念されて
いたほど厳しくならないとの期待感などから、銀行株にも買いが入った。
英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、欧州連合(EU)が銀行に対し、保険子会
社の資本などへの依存度を高めることを認める規制草案をまとめたと伝えた。
シティが英銀行セクターの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げたほか、ソシエ
テ・ジェネラルがロイズ・バンキング・グループ
コットランド(RBS)
材料となった。
FTSE350銀行株指数<.FTNMX8350>は1.4%高。ロイズは2.8%上昇した。
欧州株式市場は上昇。銀行に対する新自己資本比率規制「バーゼルIII」について、自
己資本基準が懸念されていたほど厳しい内容にならない可能性があるとの報道が銀行株を
支援した。鉱山株も買われた。
ただ、ユーロ圏債務危機の不透明性がある程度払しょくされるまで、相場は狭いレンジ
での取引にとどまるとみられている。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は8.15ポイント(0.72%)高
の1134.43。週足では0.15%下落した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は19.58ポイント(0.70%)高
の2819.40。
同日付の英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙によると、国際決済銀行(BIS)の
銀行自己資本比率規制について欧州連合(EU)は、保険子会社の資本や、優先株、債務
性の高い証券類への依存度をバーゼルIIIが想定するよりも高めることを可能にする規制
草案をまとめた。
これにより保険子会社を持つソシエテ・ジェネラル
ロイズ・バンキング・グループ
BNPパリバ、ソシエテ・ジェネラル、ウニクレディト
高。
クレディ・アグリコル
アナリストによると、草案に基づくと、同行に求められる資本が40億ユーロ少なくなる
可能性がある。
デクシア
み、第2・四半期に36億ユーロ(51億ドル)の費用を計上する方針を示したことが材
料視された。
ドル下落を手がかりに金属価格が上昇。鉱山株はこれに追随した。
STOXX欧州600資源株指数<.SXPP>は1.5%高。
アントファガスタ
れぞれ上昇した。
<ユーロ圏債券> 独連邦債の利回りが数カ月ぶりの低水準をつけた。ギリシャ債務危
機への対応が行き詰まる中、危機の波及をめぐる懸念が拡大し、質への逃避が進んだ。
ギリシャのパパンドレウ首相がこの日、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)の
融資獲得に必要な追加財政健全化計画での合意を目指して野党党首らと行った協議は物別
れに終わった。
フィッチ・レーティングスが日本の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変
更したことや、米住宅販売保留指数が7カ月ぶり低水準となったことも世界経済の先行き
不透明感を高め、米英の連休を前に安全資産への需要を支えた。
独連邦債2年物
1.57%となり、3月中旬以来の低水準をつけた。10年物利回り
%を下回り、終値で1月以来の低水準をつけた。
市場では、ギリシャ危機の急速な深刻化がユーロ圏全体や金融市場に予見不可能な影響
を及ぼす恐れがあるとの見方から、利上げ観測を後退させる動きが出ている。
独連邦債先物
周辺国の国債はギリシャをめぐる懸念が引き続き重しとなり、アイルランド国債10年
物
10年物
[東京 28日 ロイター]