[ニューヨーク 9日 ロイター] - トニー賞受賞ミュージカル「キンキーブーツ」で音楽を担当した米歌手シンディ・ローパー氏が、作中曲を盗作したと訴えられていた裁判で、和解が成立した。和解条件は不明。
訴訟を起こしていたのは、ソングライターのベニー・マードンズ氏と共同作曲者のロバート・テッパー氏。ローパー氏は劇のフィナーレで歌われる「Raise You Up」で、マードンズ氏らの書いた「イントゥ・ザ・ナイト」の一部を盗用したという。
イントゥ・ザ・ナイトは、1980年と89年にビルボードでトップ20に入っている。原告はさらに、Raise You Upとは歌詞もメロディーも著しく似ていると主張していた。
双方の弁護士はコメントを控えた。
ローパー氏は裁判所への提出書類の中で、いかなる著作権侵害も認めていない。
ハーベイ・ファイアスタインの脚本によるキンキーブーツは、トニー賞で最優秀ミュージカルなど6部門を受賞した。ブロードウェーでの上演は、2507回の定期公演の後、今年4月に終了した。