[パリ 11日 ロイター] - 米女優で活動家のジーナ・デイビス(63)は、フランスのドービル映画祭に姿を見せ、ハリウッドで映画制作に関わる女性の数は「恥ずかしいほど」少ない、と語った。
同映画祭への参加は、自らが制作したハリウッドの男女格差に関するドキュメンタリー映画「This Changes Everything(原題)」の宣伝が目的。
デービスは、報道陣に対し、「フランスでは女性監督の割合は24%だときょう聞いた。米国ではわずか4%。24%も十分ではないけれど、4%は恥ずかしいレベル」と批判。またセクハラや性的暴力を告発する「#Metoo」運動の広がりがハリウッドに影響を与えたと述べた。
同ドキュメンタリーは、メリル・ストリープ、リース・ウィザースプーン、ジェシカ・チャステイン、ティファニー・ハディッシュといったハリウッドのスターにインタビューを行い、メディアやエンターテインメント業界における男女差別を取り上げている。
デービスはスーザン・サランドンと共演したカルト作品「テルマ&ルイーズ」などへの出演で知られる。「偶然の旅行者」で1988年に米アカデミー賞助演女優賞を受賞した。