[東京 29日 ロイター] - 東京五輪は29日、柔道男子100キロ級決勝を行い、日本代表のウルフ・アロンが趙グハム(韓国)を1本(大内刈り)で下して金メダルを獲得した。
ウルフは試合後、「練習量は誰にも負けない自信があった。接戦になればなるほど自分自身の持ち味が出てくると信じて戦った」と語った。
ウルフは東京都葛飾区出身の25歳。6歳のときに母方の祖父に勧められ、講道館の少年部(春日柔道クラブ)で柔道を始めた。高校時代に全国高校選手権、金鷲旗高校柔道大会、インターハイを制して3冠を達成した。
その後も全日本選手権、世界選手権で優勝。東京五輪で金メダルを狙い、日本で「3冠」と呼ばれる3大会のタイトル獲得を目指していた。