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ウクライナ復興資金、EUがロシア新興財閥の資産活用を検討

発行済 2022-05-20 08:07
更新済 2022-05-20 08:10
© Reuters.  5月19日、EUの行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長(写真)は、対ロシア制裁で差し押さえた同国の新興財閥「オリガルヒ」の資産をウクライナ復興資金に充

[ベルリン 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長は19日、対ロシア制裁で差し押さえた同国の新興財閥「オリガルヒ」の資産をウクライナ復興資金に充てる方法を模索していると明らかにした。

委員長はZDFテレビとのインタビューで「ウクライナ再建のためにオリガルヒの凍結資産を活用できる方法を見つけるため、いま弁護士が取り組んでいる。ロシアも(ウクライナ再建に)貢献すべきだ」と語った。

© Reuters.  5月19日、EUの行政執行機関である欧州委員会のフォンデアライエン委員長(写真)は、対ロシア制裁で差し押さえた同国の新興財閥「オリガルヒ」の資産をウクライナ復興資金に充てる方法を模索していると明らかにした。写真は9日、ストラスブールで代表撮影(2022年 ロイター)

また、ウクライナの長期的な再建とEU加盟に必要な改革を同時に進めることが好ましいとの考えを示した。

ウクライナはEU加盟国としての将来を見据えているが、加盟には法の支配や経済・政治分野で一定の基準を満たすことが必要だと説明した。

「加盟手続きは、申請国がどのように行動し、何を行うかに大きく左右される。ウクライナはEU加盟を強く望んでいる。つまり、必要な改革を行う意欲が強いということだ」と述べた。

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