[キエフ(キーウ) 24日 ロイター] - ウクライナ政府の緊急サービス部門報道官は24日、ロシアとの戦争後に国内の地雷と爆発物を全て除去するには少なくとも10年かかるとの見方を示した。
これまで620平方キロメートルの土地で空中投下された2000個の爆弾を含めて数千個の爆発物を除去したが、約30万平方キロメートルが依然「汚染」されている可能性があるという。
これはウクライナの領土の約半分で、イタリアとほぼ同じ面積。
報道官は、現在戦闘が続いている地域がどのような状態になっているかは不明で、10年は楽観的な数字だと説明。道路などのインフラや住宅地域などの除去を優先するが、森林や河川、沿岸地域の除去はもっと時間がかかるとの見方を示した。