[31日 ロイター] - 自動車レースF1は今週末にオランダ・グランプリ(GP)が開催される。母国グランプリとなるレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、サーキット特性から前回のベルギーGPほど圧倒的ではないとみられている。
フェルスタッペンは過去2戦、ハンガリーGPで10位、ベルギーGPで14位からのスタートながら優勝。チームメートのセルヒオ・ペレス(メキシコ)に93ポイント、フェラーリのシャルル・ルクレール(モナコ)に98ポイントの大差をつけ、2回目の個人総合優勝に向け余裕がある。
一方で、フェルスタッペンは「ベルギーGPよりもオランダGPの方がダウンフォース(車体を地面に押さえつける力)が必要だから、優位に立つのは難しいだろう。フェラーリが強いと思う」と展望を述べた。サーキットは追い抜きが難しいレイアウトとなっている。
フェルスタッペンは1985年以来の開催となった昨年のオランダGPでポールポジションから優勝した。今季はすでに9勝を挙げ、4連勝を狙っている。10勝目を挙げれば昨年と同記録となり、ミヒャエル・シューマッハ氏とセバスチャン・フェテル(ともにドイツ)が保持しているシーズン13勝の記録に近づく。