[ブリュッセル １７日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）外相は１７日の理事会で、ウクライナ軍兵士１万５０００人に訓練を実施するほか、５億ユーロ（４億８６００万ドル）相当の追加資金提供で合意した。
ＥＵ高官２人によると、軍事訓練は１１月中旬に開始され、ポーランドとドイツの拠点で行われる予定。
これまでにウクライナ向けに資金した資金の総額は３０億ユーロ超となる。
ＥＵはまた、イラン人女性マフサ・アミニさん（２２）が死亡した事件を巡り、デモ隊に対する弾圧に関与した約１５人に渡航禁止と資産凍結を課す方針。このほか、イラン製無人機のロシア向け供給についても協議を行ったとみられる。一段の対イラン制裁強化につながる可能性がある。
中国に関しては、関係の「微調整」を検討。外交筋によると、中国は重要な貿易相手国ではあるものの、習近平国家主席がより権威主義的な姿勢を示しつつある点を懸念しているほか、習主席がロシアのプーチン大統領を支持していることに不安を感じているという。