[30日 ロイター] - サッカーのポルトガル代表主将クリスティアノ・ロナルド(37)が、サウジアラビアリーグのアルナスルに2年半の契約で加入した。アルナスルが30日に発表した。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)に所属していたロナルドは先月、英ジャーナリストでテレビパーソナリティーでもあるピアース・モーガン氏とのインタビューで、クラブから裏切られたと感じており、エリック・テンハグ監督をリスペクトしていないと発言。その後マンUは、双方合意の上でロナルドがチームを去ることとなったと発表した。
ロナルドは声明で、「私は幸運なことに、欧州サッカー界で目指したものの全てを勝ち取ることができた。そして今が、私のこれまでの経験をアジアと共有するのにふさわしい時期だと思う。新しいチームメートに加わり、一緒にクラブの成功のために力を尽くすことを楽しみにしている」と述べた。
アルナスルはロナルドとの契約について、2025年までとしているものの、金額は公表していない。ただ、報道では2億ユーロ(約281億円)以上とみられている。
5回のバロンドール(サッカー専門誌フランス・フットボールが選ぶ最優秀選手賞)受賞を誇るロナルドは、2009年から18年まで在籍したレアル・マドリード(スペイン)で大きな成功を収め、この間にリーグ戦で2回、スペイン国王杯で2回、欧州チャンピオンズリーグ(CL)で4回、クラブワールドカップ(W杯)で3回優勝。クラブ歴代最多451得点を記録した。
イタリア・セリエAでもリーグ戦を2回、イタリア・カップを1回制覇し、マンUではリーグ戦で3回、リーグカップで2回、CL、クラブW杯、イングランド協会(FA)カップで1回ずつ優勝。クラブと代表合わせてキャリア通算800得点以上を決めている。