[イスタンブール 8日 ロイター] - 国際プロサッカー選手協会(FIFPro)は8日、昨年のワールドカップ(W杯)に出場した選手の半数近くが、過去に前例がないほどの過密日程により強い疲労を感じているとの報告書を公表した。
昨年カタールで行われたW杯は通例の夏季ではなく冬季に行われたため、各国リーグは11月に一時中断の措置を取り、選手はW杯に向けた準備時間を十分に与えられず、W杯後すぐに各クラブに復帰するというスケジュールを強いられた。
FIFProは1800人のプロサッカー選手のデータをまとめた報告書で、W杯前の数カ月と大会後の期間に「危険なレベルの過密日程」が見られ、選手の肉体的・精神的な健康に差し迫る危機をもたらしていたと指摘した。
さらに欧州チャンピオンズリーグ(CL)のフォーマット変更、クラブW杯の拡大を今後に控える中、トップレベルの選手たちへの要求は今後高まるばかりで、2024─25シーズンには試合の負荷が11%上昇する可能性があると警告した。
報告書にはチェルシーのエンソ・フェルナンデス、マンチェスター・シティー(ともにイングランド)のロドリ、レアル・マドリード(スペイン)のビニシウス・ジュニオール、レアルへの移籍が決まっているジュード・ベリンガムなどがケーススタディーとして取り上げられた。
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)のラファエル・バランも「カレンダーはすでに限界以上となっており、選手たちはオーバーワークで、状況はさらに悪化するだろう。肉体的にも精神的にも選手が求められているものは限界を超えているので、現役引退や代表引退が早まる可能性がある」とコメント。バランはW杯決勝の8日後にクラブに復帰し、2月に29歳でフランス代表引退を表明した。
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