[24日 ロイター] - 米国は親イラン武装組織フーシ派による紅海での商船攻撃をやめさせるためにイランが影響力を行使することを求めており、中国にイランを説得するよう促しているが、これまでのところ中国が協力する様子はほとんど見られない。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が24日、米高官の話として報じた。
FTによると、米国は過去3カ月間、中国政府高官にこの問題を繰り返し提起してきた。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)とファイナー同副補佐官は今月ワシントンで中国共産党中央対外連絡部の劉建超部長と会談し、この問題について協議した。
ブリンケン米国務長官も中国側にこの問題を提起したが、中国は先週穏やかな内容の声明を発表しただけで、フーシ派を抑えるようイランに圧力をかけた証拠はほとんどないと米側はみている。