[ロンドン 8日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は8日、パレスチナ自治区ガザ南部で医療機関向けの燃料はあと3日で枯渇すると明らかにした。
ガザ地区南部には北部の戦闘を逃れ多くの民間人が避難しているが、イスラエルはイスラム組織ハマスの壊滅に向けガザ地区最南端のラファに対する本格侵攻を計画している。
WHOによると、ガザ南部に対する燃料供給はこの日、阻止された。ラファにある3つ病院のうち1つが機能停止に追い込まれているという。
WHOのテドロス事務局長は「WHOはある程度の物資を備蓄しているが、ガザ地区に一段の支援物資が搬入されなければ、命を救うための病院への支援を継続できない」と警告。ただ、WHOは医療サービスを提供するためにこの地域での活動を継続すると述べた。