Nidal al-Mughrabi Steve Holland Mohammad Salem
[カイロ/ワシントン/ラファ(パレスチナ地区ガザ) 8日 ロイター] - イスラム組織ハマスは8日、戦闘が続くパレスチナ地区ガザでの休戦に向けた交渉で、イスラエルにこれ以上の譲歩をするつもりはないとの姿勢を示した。交渉はカイロで依然として続けられている。
イスラエル軍は8日も、ガザ南部ラファに対する戦車による攻撃や空爆を続け、大規模な侵攻の可能性を排除していない。7日には、ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所のパレスチナ側を掌握、重要な支援物資の搬入路であり、負傷者避難のための唯一のルートを遮断した。
ハマス当局者のイザット・エル・レシク氏は8日遅くに声明文を発表し、6日に受け入れた休戦案を超える妥協はしないと表明。
「イスラエルは合意に達することに真剣ではなく、ラファを侵略する口実として交渉を利用している」と語った。
イスラエルはコメントしていない。 ハマスは6日、休戦案を受け入れると発表したが、イスラエル側は、内容が「弱められ」、受け入れることができない要素が含まれるなどとして拒否した。