[ロンドン 8日 ロイター] - サッカー界屈指の偉大な選手と評されるアルゼンチン代表のリオネル・メッシが13歳のときにスペイン1部、バルセロナ加入に合意した際の有名な「紙ナプキン契約書」の競売が8日にスタートした。
当時バルセロナのスポーツディレクターだったカルレス・レシャク氏が2000年12月、メッシを獲得することで代理人と合意した際、このナプキンに署名。競売会社ボナムズによると、スペインの一般的な紙ナプキンに青インクで書かれたもので、競売開始直後に22万ポンド(約4270万円)の値が付いたという。
同社マーケティング部門の最高責任者であるマーク・サンズ氏は「正式な契約書ではないが、メッシとバルセロナの深いつながり、あるいはその始まりを感動的に伝えるものだ」と、その価値を説明した。
バルセロナで才能を開花させたメッシは、同クラブで通算35タイトルの獲得に貢献し、782試合出場で674ゴールを記録した。21年に退団し、パリ・サンジェルマン(フランス)を経て、現在は米メジャーリーグサッカー(MLS)のインテル・マイアミに所属。昨年、サッカー専門誌フランス・フットボールが選定する22─23年シーズンの最優秀選手賞「バロンドール」に最多記録更新となる8回目の選出を果たした。