David Morgan Makini Brice
[ワシントン 8日 ロイター] - 米下院は8日、共和党保守強硬派のマージョリー・テイラー・グリーン議員によるマイク・ジョンソン下院議長(共和党)の解任動議案の採決要求を却下した。
動議の審議打ち切りを賛成359、反対43の大差で可決した。議長不在で議会が混乱する事態は回避された。グリーン氏は3月、ジョンソン氏は議長職にふさわしい能力を持っていないなどとして、解任を求める動議を提出した。
グリーン氏の行動は、米大統領選の共和党候補指名が確実なトランプ前大統領に対する異例の反抗として注目されていた。トランプ氏は解任動議が不発に終わった後にソーシャルメディアに投稿し、今は共和党が自らの議長を追い出そうとする時ではないと訴えた。
ジョンソン氏は「同僚からの信頼の表明に感謝する」とし、「現在の議会でまん延している人格攻撃が終わることを願っている」と述べた。
グリーン氏は記者会見で、ジョンソン氏の解任を再び目指すことを否定しなかった。