5月29日に開催される重要な株主総会を前に、共和党が主導する19州の政府高官がエクソンモービルを支持する意向を示した。フロリダ州のジミー・パトロニス最高財務責任者（CFO）やルイジアナ州のジョン・フレミング財務責任者（CFO）らは、ブラックロック、ゴールドマン・サックス、JPモルガンなどの大手金融機関に接触し、エクソンの取締役に反対票を投じないよう要請した。この働きかけは、エクソンが気候変動活動家のアルジュナ・キャピタルとフォロー・ディスに対して訴訟を起こしており、彼らがエクソンに対してより厳しい気候変動目標を採用するよう提案を撤回した後でも行われている。
共和党関係者は、エクソンの取締役会が活動家株主をコントロールしようとしていることを賞賛した。民主党関係者グループが今週初め、株主の権利を損なう懸念があるとして、取締役会に反対票を投じるよう同じ資金運用会社のいくつかに圧力をかけたのとは対照的である。1.6兆ドル規模のノルウェーの政府系ファンドも、金曜日にエクソンのジョセフ・フーリー取締役の再任に反対票を投じる意向を表明している。
共和党幹部からの書簡は、気候変動活動家たちが真のビジネスリスク軽減ではなく、政治的動機に基づく提案だと批判している。この姿勢は、民主党の州年金基金が気候変動に焦点を当てたヘッジファンドを支持した、エクソン社の以前の株主争議からの転換を意味する。
アルジュナとフォロー・ディスは、エクソンがスコープ3（エクソンのサプライヤーやエンドユーザーから排出される温室効果ガス）に対処するよう要求したことを特に問題視した。この書簡では、エクソンがこれらの排出をなくす唯一の方法は、事業を完全に停止することであると主張した。
ブラックロックはコメントを控えており、ゴールドマン・サックスとJPモルガンはコメントを拒否している。エクソン、アルジュナ・キャピタル、フォロー・ディスは、この件に関するコメントの要請にまだ応えていない。
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