富士ソフト (T:9749)は13日、2020年12月期第2四半期(20年1月-6月)連結決算を発表した。
売上高が前年同期比7.9%増の1225.68億円、営業利益が同26.2%増の84.46億円、経常利益が同27.1%増の86.77億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同3.5%増の38.68億円となった。
SI(システムインテグレーション)事業の売上高は前年同期比10.0%増の1,159.36億円、営業利益は同40.6%増の77.88億円となった。
組込系/制御系ソフトウェアは、自動車関連や社会インフラ系が好調に推移したことにより増収となり、自動車関連の原価率の改善等により増益となった。
業務系ソフトウェアは、流通・サービス向け、製造業向けを中心に好調に推移したことにより増収・増益となった。
プロダクト・サービスは、ライセンス販売やグループ会社の製品販売が好調に推移したことにより増収・増益となった。
アウトソーシングは、流通・サービス向けが減少したこと等により減収となったが、前期に事業所移転などの支出があったこと、当期は販管費を抑制したことにより増益となった。
ファシリティ事業の売上高は前年同期比9.0%減の13.27億円、営業利益は同27.4%減の4.59億円となった。
同社及び一部の連結子会社が所有しているオフィスビルの賃貸収入等が減少した。
その他の売上高は前年同期比21.2%減の53.04億円、営業利益は同63.4%減の1.90億円となった。
データエントリー事業やコンタクトセンター事業の減収があった。
2020年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.0%増の2,380.00億円、営業利益が同2.5%増の136.00億円、経常利益が同0.7%増の138.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.1%増の80.00億円とする期初計画を据え置いている。