[ワシントン 13日 ロイター] - 米ミシガン大学が13日発表した1月の1年先の期待インフレ率(速報値)は4.0%と昨年12月の4.4%から低下し、2021年4月以来の低水準となった。低下は4カ月連続。米消費者が今後1年で物価上昇圧力が大幅に緩和するという確信を強めている様子が浮き彫りとなった。
ウェルズ・ファーゴのエコノミスト、シャノン・シーリー氏は「米連邦準備理事会(FRB)は短期的なインフレ期待がより正常な水準に回復している状況に満足するだろう」とした上で、「インフレは確かに減速しているが、FRBが求めている2%の目標に戻るには時間がかかるだろう」と述べた。
5年先の期待インフレ率は3.0%と12月の2.9%から上昇。ただ過去18カ月のうち17カ月は2.9─3.1%の狭いレンジ内にとどまっている。
消費者信頼感指数は64.6と12月の59.7から上昇。市場予想は60.5だった。