[北京 22日 ロイター] - 中国外務省は22日、パキスタンとはロシアに対する「一方的な制裁の影響」で懸念を共有しており、停戦と外交的な解決を望んでいると明らかにした。
ウクライナ侵攻を先月開始したロシアに対して、西側諸国は厳しい制裁を科したが、中国とパキスタンはロシアを公的に非難していない。
中国とパキスタンの外相は21日にパキスタンの首都イスラマバードで会合を開いた。中国外務省は「両国は一方的制裁の影響に懸念を表明した。外交的な対話を通じた停戦を訴えるとともに、ウクライナ問題の抜本的な解決策を見つけることは可能との期待感を示した」と表明した。
パキスタンの外務省も、会合では停戦を求める声が上がったと説明したが、制裁を巡る懸念については言及しなかった。