[ジャカルタ 23日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は23日、インドネシアの2022年経済成長率予想を従来の5.6%から5.4%に引き下げたと発表した。
23年の成長率予想は6%に据え置いた。インドネシア経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響を受けたものの「勢いよく回復している」と説明した。
22年の成長率予想の下方修正について説明していない。ただ、好ましいコモディティー市況や新型コロナ規制の緩和、ワクチン接種進展を背景とした人やモノの移動増加、政策支援がインドネシアの経済成長を支えているとの見方を再度示した。リスクは引き続き下向きとした。
21年の成長率は3.7%だった。
IMFは、同国のコロナ対応と23年度の財政赤字を国内総生産(GDP)比3%に戻す計画を評価した。一方、政府の金利負担を軽減するためインドネシア中央銀行が20年から実施している発行市場での債券買い入れ措置を終了するよう促した。