30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円36銭へ下落後、103円29銭まで上昇した。
カーニー英中央銀行総裁が夏の金融緩和の可能性を示唆したためポンド・円絡みの売りにいったん下落。
その後、予想を上回った米国の6月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)を好感したドル買いや英国中銀の緩和期待でリスク選好の円売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.1124ドルから1.1024ドルまで下落した。
欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)プログラムの対象となる証券が不足するため債券購入の規制緩和を検討しているとの報道を嫌いユーロ売りに拍車がかかった。
ユーロ・円は、113円34銭へ下落後、114円69銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.3477ドルから1.3206ドルへ下落した。
カーニー英中央銀行総裁の発言を受けて早期の緩和観測を受けたポンド売りが加速。
ドル・スイスは、0.9728フランへ下落後、0.9800フランへ上昇した。
安全通貨としてのフラン買いが後退した。