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欧州中央銀行(ECB)が債券購入のルール緩和を検討との報道を受けて前日の欧米株は上昇。
また、寄り付き前に日本銀行が発表した6月の全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は予想をやや上回ったが、追加緩和期待が後退するものではなかった。
日経平均は122円高からスタートすると、前場に15765.00円(前日比189.08円高)まで上昇する場面があった。
ただ、午前に発表された中国の6月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回り、為替相場が円高に振れるとともに上値の重い展開となった。
大引けの日経平均は前日比106.56円高の15682.48円となった。
東証1部の売買高は17億3592万株、売買代金は1兆7958億円と低調だった。
業種別では、水産・農林業、医薬品、化学が上昇率上位だった。
一方、空運業、石油・石炭製品、倉庫・運輸関連業が下落率上位だった。
個別では、トヨタ自 (T:7203)、三菱UFJ (T:8306)、三井住友 (T:8316)、ソニー (T:6758)、JT (T:2914)などがしっかり。
KDDI (T:9433)、良品計画 (T:7453)、東芝 (T:6502)は2%超上昇した。
前日に第1四半期決算を発表したニトリHD (T:9843)は商いを伴って8%近く上昇。
また、ソフトブレーン (T:4779)がストップ高で取引を終え、キャリアリンク (T:6070)、SKジャパン (T:7608)などとともに東証1部上昇率上位となった。
一方、ソフトバンクグ (T:9984)、Vテク (T:7717)、ホンダ (T:7267)、マツダ (T:7261)、ファナック {{|0:}}などが軟調。
出光興産 (T:5019)は昭和シェル (T:5002)との経営統合を巡る不透明感が引き続き嫌気され5%超の下落。
米当局より新たなリコールが警告されたタカタ (T:7312)は6%安に。
また、WSCOPE (T:6619)に加え、前日決算発表したアダストリア (T:2685)やクスリのアオキ (T:3398)が東証1部下落率上位となった。