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今日の為替市場ポイント:日米の金融政策決定前で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み

発行済 2016-09-20 08:19
更新済 2016-09-20 08:33
今日の為替市場ポイント:日米の金融政策決定前で主要通貨の為替取引は動意薄となる見込み
19日のドル・円相場は、東京市場では102円42銭から102円00銭で推移。
欧米市場でドルは101円58銭まで下落したが、101円93銭で取引を終えた。


本日20日のドル・円は、102円前後で推移か。
日米の金融政策の動向を見極める必要があることから、ドル・円などの主要通貨の為替取引はやや動意薄の状態が続く見込み。


20-21日の会合で日米の金融政策が決定される。
米国については、市場関係者のほぼ全員が金利据え置きを予想しているが、一部の市場関係者はFOMCの金利見通しは下方修正されると見ているようだ。


日本銀行の金融政策決定会合では、量的・質的金融緩和策に関する「総括的な検証」が行われる。
銀行収益を圧迫することなく、さらなる景気刺激効果が期待できる方向に金融政策の枠組みが修正される可能性がある。
また、日銀は短期金利と長期金利の金利格差をより拡大させることを検討しているとの見方も出ている。


ただし、今回の会合では金融政策の変更はなく、マイナス金利の深掘りなどの追加緩和は次回(10月31日-11月1日)の金融政策決定会合で決定されるとの見方は少なくない。
日銀は「予想物価上昇率(企業や家計の物価の先行きに対する見方)」の変化(物価上昇)を促すための追加緩和策を検討しているとの見方が出ているようだが、今回の会合で金融政策の現状維持が決まった場合、日本の金融政策は限界に近づいているとの懸念が広がることを一部の市場参加者は警戒している。


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