タカショー {{|0:}}はガーデンニング及びエクステリア商品の企画、製造、販売を主力としており、ガーデニング用品の取扱いでは国内最大級の規模を誇る。
「やすらぎのある空間づくり」を基本コンセプトに、人工・天然の竹木製フェンスやガーデンファニチャー、緑化資材のほか、照明器具や池・滝・噴水なども手掛けている。
庭での暮らし方を提案する「ガーデンライフスタイルメーカー」として業容を拡大してきた。
国内のみならず、海外への販路拡大にも積極的であり、欧州、米国、アジア、オセアニアなどへの展開も同社の成長を後押ししている。
最近では、エクステリア分野(住宅の門扉やフェンス、カーポート等)のほか、レストランやホテル向けなど市場の大きなコントラクト分野(非住宅市場向けの建材・外装)へも参入するとともに、英国子会社の「ベジトラグ(株)」ブランドによるグローバル展開に向けた基盤づくりにも取り組んでおり、新たな成長軸が着実に立ち上がってきている。
ただ、2017年1月期第2四半期累計期間の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%減の9,333百万円、営業利益が同8.3%減の481百万円、経常利益が同85.8%減の77百万円、四半期純利益が同95.1%減の15百万円と期初予想を下回る減収減益となった。
同社単体及び国内子会社はおおむね順調に伸長したものの、為替相場(邦貨換算レート)の変動による影響を含めた海外子会社の落ち込みが業績の足を引っ張った。
とりわけ経常利益及び四半期純利益の減益幅が大きいのは、外貨建て債権に対する為替差損の計上によるものである。
一方、注力する製品群(エバーアートウッド関連商品やローボルトライトなど)はプロユース向けに順調に伸びているほか、海外展開においても、ベジトラグUSAが大手ホームセンターとの口座開設を進めており、同社の成長戦略は着実に進展していると言える。
2017年1月期の連結業績予想について同社は、上期実績や為替相場の変動による影響等を踏まえ、期初予想を減額修正した。
修正後の業績予想として、売上高が前期比1.6%減の17,570百万円、営業利益が同3.1%減の700百万円、経常利益が同58.0%減の251百万円、当期純利益が同52.3%減の115百万円と減収減益を見込んでいる。
上期までの進捗の遅れを反映したことに加えて、下期における為替相場の想定を引き下げたこと、低調に推移しているホームユース向けを保守的に見直したことが減額修正の理由である。
ただ、好調なプロユース向けや「ベジトラグ」ブランドによる米国展開が大きく伸長する想定に変更はない。
また、今後の事業拡大に向けた基盤づくりについても、中国生産拠点の増強のほか、国内工場の増設やショールーム展開など積極投資を継続していく方針に変わりはない。
弊社では、過去5年間にわたって積極的な先行投資を行ってきた同社のこれからの成長性に注目している。
特に、順調に軌道に乗ってきたエクステリア分野に加えて、新たに参入したコントラクト分野における案件の広がりや「ベジトラグ」ブランドによるグローバル展開など、今後の成長に向けた基盤づくりが形になってきている。
また、最近では、プロユース(エクステリア分野)向けに対する海外からの引き合いも増加しており、新たな成長軸として期待ができそうだ。
ライフスタイルの変化に伴う需要の伸びに加えて、ガーデンセラピーなどの新しい領域への可能性も高まるなかで、同社自らが市場を創造・育成していく活動が成功のカギを握ると考えられる。
■Check Point
・プロユース向けが同社の成長をけん引、ここ数年は海外事業も大きく伸びる
・「ベジトラグ」ブランドの確立を図る
・17/1期も引き続きプロユース向けの伸びは続く見込み
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)
「やすらぎのある空間づくり」を基本コンセプトに、人工・天然の竹木製フェンスやガーデンファニチャー、緑化資材のほか、照明器具や池・滝・噴水なども手掛けている。
庭での暮らし方を提案する「ガーデンライフスタイルメーカー」として業容を拡大してきた。
国内のみならず、海外への販路拡大にも積極的であり、欧州、米国、アジア、オセアニアなどへの展開も同社の成長を後押ししている。
最近では、エクステリア分野(住宅の門扉やフェンス、カーポート等)のほか、レストランやホテル向けなど市場の大きなコントラクト分野(非住宅市場向けの建材・外装)へも参入するとともに、英国子会社の「ベジトラグ(株)」ブランドによるグローバル展開に向けた基盤づくりにも取り組んでおり、新たな成長軸が着実に立ち上がってきている。
ただ、2017年1月期第2四半期累計期間の連結業績は、売上高が前年同期比3.5%減の9,333百万円、営業利益が同8.3%減の481百万円、経常利益が同85.8%減の77百万円、四半期純利益が同95.1%減の15百万円と期初予想を下回る減収減益となった。
同社単体及び国内子会社はおおむね順調に伸長したものの、為替相場(邦貨換算レート)の変動による影響を含めた海外子会社の落ち込みが業績の足を引っ張った。
とりわけ経常利益及び四半期純利益の減益幅が大きいのは、外貨建て債権に対する為替差損の計上によるものである。
一方、注力する製品群(エバーアートウッド関連商品やローボルトライトなど)はプロユース向けに順調に伸びているほか、海外展開においても、ベジトラグUSAが大手ホームセンターとの口座開設を進めており、同社の成長戦略は着実に進展していると言える。
2017年1月期の連結業績予想について同社は、上期実績や為替相場の変動による影響等を踏まえ、期初予想を減額修正した。
修正後の業績予想として、売上高が前期比1.6%減の17,570百万円、営業利益が同3.1%減の700百万円、経常利益が同58.0%減の251百万円、当期純利益が同52.3%減の115百万円と減収減益を見込んでいる。
上期までの進捗の遅れを反映したことに加えて、下期における為替相場の想定を引き下げたこと、低調に推移しているホームユース向けを保守的に見直したことが減額修正の理由である。
ただ、好調なプロユース向けや「ベジトラグ」ブランドによる米国展開が大きく伸長する想定に変更はない。
また、今後の事業拡大に向けた基盤づくりについても、中国生産拠点の増強のほか、国内工場の増設やショールーム展開など積極投資を継続していく方針に変わりはない。
弊社では、過去5年間にわたって積極的な先行投資を行ってきた同社のこれからの成長性に注目している。
特に、順調に軌道に乗ってきたエクステリア分野に加えて、新たに参入したコントラクト分野における案件の広がりや「ベジトラグ」ブランドによるグローバル展開など、今後の成長に向けた基盤づくりが形になってきている。
また、最近では、プロユース(エクステリア分野)向けに対する海外からの引き合いも増加しており、新たな成長軸として期待ができそうだ。
ライフスタイルの変化に伴う需要の伸びに加えて、ガーデンセラピーなどの新しい領域への可能性も高まるなかで、同社自らが市場を創造・育成していく活動が成功のカギを握ると考えられる。
■Check Point
・プロユース向けが同社の成長をけん引、ここ数年は海外事業も大きく伸びる
・「ベジトラグ」ブランドの確立を図る
・17/1期も引き続きプロユース向けの伸びは続く見込み
(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田 郁夫)