【ブラジル】ボベスパ指数 58994.17 +1.03％22日のブラジル株式市場は4日続伸。
主要指標のボベスパ指数は前日比600.25ポイント高(+1.03％)の58994.17で取引を終えた。
59462.44まで上昇した後、一時58407.63まで下落した。
利下げ期待が高まっていることが支援材料。
インフレ鈍化に加え、財務省が年内での利上げ可能性が高まっていると発言した。
市場関係者の間では、ブラジル中央銀行が10月にも利下げに踏み切るとみている。
なお、9月のIBGEインフレ率IPCA-15(前年比)は8.78％に鈍化し、市場予想の8.91％と前月の8.95％を下回った。
外部環境では、米利上げの先送りを受け、ブラジルなど新興国からの資金流出懸念がやや後退した。
また、原油高の進行も資源セクターの物色手がかりとなった。
【ロシア】MICEX指数 2025.30 +1.38％
22日のロシア株式市場は4日続伸。
主要指標のMICEX指数は前日比27.63ポイント高(+1.38％)の2025.30で取引を終了した。
2025.30から1997.67まで下落した。
原油高の進行が好感され、資源銘柄を中心に買いが継続した。
また、欧米市場が堅調だったことや、米利上げの先送りなども支援材料。
国内では、景気の回復期待が高まっていることが株式市場への外資流入観測を高めた。
【インド】SENSEX指数 28773.13 +0.93％
22日のインドSENSEX指数は上昇。
前日比265.71ポイント高(+0.93％)の28773.13、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同90.30ポイント高(+1.03％)の8867.45で取引を終えた。
買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、その後は高値圏でもみ合った。
米利上げの先送りを受け、インドからの外資流出懸念が後退した。
国内では、外国人投資家（FII）が買い越しに転じたことや、インドの格上げ期待が高まっていることが引き続き支援材料。
地元メディア「Business Standard」によると、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスはきのう21日、財務省関係者と会談したという。
また、ムーディーズは、Business Standardに対し、構造改革が着実に実施なら向こう1-2年にインドの格上げの可能性を示唆した。
【中国本土】上海総合指数 3042.31 +0.54％
22日の上海総合指数は値上がり。
主要指標の上海総合指数は、前日比16.44ポイント高（+0.54％）の3042.31ポイントと続伸した。
政策期待が追い風。
「国有企業改革」の進展や、PPP（官民連携）プロジェクトの加速などが相場の下支え要因となっている。
米国で利上げが見送られるなか、人民元の対米ドル相場が元高方向で推移していることもプラス材料だ。