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15日の米国市場でNYダウは54ドル高となり、連日で最高値を更新した。
為替市場では米経済指標の予想上振れを受けて一時1ドル=109円台まで円安・ドル高が進み、日経平均はこうした流れを受けて164円高からスタートした。
前場は円安一服により上値の重い場面も見られたが、銀行株が連日の大幅高となって相場をけん引し、前引けにかけて一段高となった。
後場はおおむね17800円台後半で推移した。
日経平均は今年2月に付けた戻り高値(17905.37円)に迫る動きとなっている。
大引けの日経平均は前日比194.06円高の17862.21円となった。
東証1部の売買高は27億2666万株、売買代金は2兆8561億円だった。
業種別では、銀行業が5%高となったほか、鉱業、倉庫・運輸関連業、保険業、パルプ・紙が上昇率上位だった。
一方、下落したのは不動産業のみだった。
個別では、メガバンク株が前日に続き大きく買われ、三菱UFJ (T:8306)やみずほ
(T:8411)が6%高、三井住友 (T:8316)が5%高となった。
スマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」を12月15日に配信開始すると発表した任天堂 (T:7974)は一時5%高まで買われた。
その他売買代金上位ではトヨタ自 (T:7203)、ソフトバンクG (T:9984)、KDDI (T:9433)、ファーストリテ (T:9983)などが堅調。
富士重 (T:7270)、マツダ (T:7261)といった自動車株や、第一生命HD (T:8750)、三住トラスト (T:8309)も上げが目立った。
前日決算発表したあおぞら (T:8304)は9%高と急伸。
また、トランザクショ (T:7818)、東京産業
(T:8070)、住江織 (T:3501)などが東証1部上昇率上位となった。
一方、JT (T:2914)が小安いほか、三井不 (T:8801)、三菱商事 (T:8058)、三菱地所 (T:8802)、東芝 (T:6502)などがさえない。
また、DI (T:4310)、トヨタ紡織 (T:3116)、ゲンキー (T:2772)などが東証1部下落率上位となった。