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米国株見通し:雇用統計に大きく振らされることはなさそう

発行済 2017-01-06 20:25
更新済 2017-01-06 20:33
米国株見通し:雇用統計に大きく振らされることはなさそう
S&P500先物 2263.25(-1.25) (20:05現在)
ナスダック100先物 4961.50(-0.50) (20:05現在)

20:05時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小安く推移している。
また、NYダウは10ドル安程度で推移。
欧州は小幅ではあるが全般売り優勢の展開に。


5日の米株式市場はまちまち。
トランプ政権への政策期待が根強く買いが先行。
その後は12月ADP雇用統計が予想を下振れた一方、週間新規失業保険申請件数が予想より減少するなど、強弱入り混じる内容となり、明日の雇用統計の結果を見極めたいとの思惑から利益確定の売りが広がった。


本日発表予定の12月の雇用統計の予想は、非農業部門雇用者数が+17.5万人で11月の+17.8万人とほぼ変わらず(最高予想+22.0万人、最少予想+13.8万人)、失業率は4.7%で11月の4.6%から上昇することが見込まれている。
先行指標とされるADP全米雇用統計(民間雇用者数)の12月分は前月比+15.3万人と、増加幅は予想を若干下回り再び20万人を割り込んだこともあり、雇用統計も強い数字は出にくそうとのコンセンサスであろう。


市場参加者はトランプ次期米大統領の財政政策をより重視しているため、雇用統計だけで米利上げのペースを見定めるのは難しく、雇用統計の結果に大きく振らされることはなさそう。


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