■会社概要
1. 沿革
北恵 (T:1419)は住宅用の各種建材や住設機器の専門商社であるその歴史は古く、1959年に創業者である北村恵一(きたむらけいいち)氏によって北村恵商事株式会社として設立された後、全国へ業容を拡大してきた現在では代表取締役社長北村良一(きたむらりょういち)氏のもと従業員数335名(2016年11月末現在)、全国に営業拠点23ヶ所(同)を擁する業界トップクラスの独立系住宅建材商社に成長している
2. 事業概要
同社は住宅用建材や住設機器の専門商社で、独立系では最大級である仕入先はLIXILグループ (T:1925)、ケイミュー(株)、クリナップ (T:1928)、ニチハ (T:1722)等の大手メーカーを含めて約2,000社に達するが、特定のメーカーに偏っていることはない基本的に顧客から注文が入ってからメーカーへ発注し、商品はメーカーから建築現場へ直送される仕組みとなっているため自社ではほとんど在庫を保有しない仕入先別ルート(2016年11月期)は、国内メーカーからが78.5%、商社からが21.2%、海外メーカーからが0.3%となっている
一方で販売先別(2016年11月期)は、同社の営業拠点を経由して全国の工務店や住宅会社へ販売する直販が67.6%、子会社の福住(株)及び各地の木材店・建材店を経由するルート販売が32.4%となっている
商品別の売上高(2016年11月期)は、木質建材が4,640百万円(構成比9.1%)、非木質建材が3,061百万円(同6.0%)、合板が2,110百万円(同4.2%)、木材製品が1,832百万円(同3.6%)、住宅設備機器が11,291百万円(同22.2%)、施工付販売が24,537百万円(同48.3%)、その他が3,353百万円(同6.6%)となっているまた同社が独自に企画・開発したオリジナル商品が1,737百万円(同3.4%)となっている各商品別の詳細内容は以下のようである
(1)木質建材:ユニットドア、クローゼット、フロア、収納ユニット、階段セット
(2)非木質建材:石膏ボード、断熱材、屋根材、不燃ボード、サイディング
(3)合板:ラワン合板、針葉樹合板
(4)木材製品:木材構造物、木材造作材、フローリング
(5)住宅設備機器:システムキッチン、ユニットバス、洗面ユニット、トイレ、空調機器、燃焼機器、太陽光発電パネル
(6)施工付販売:商品の納入だけでなく同社が取付工事まで行うもの
外壁工事、住設工事、屋根工事、構造躯体工事、内装工事、サッシ工事、太陽光発電システム
(7)その他:サッシ、エクステリア、化成品、建築金物、建築道具
(8)オリジナル商品:フローリング、輻射断熱材、換気システム、システム収納など
地域別の売上高(2016年11月期)は、近畿が17,542百万円(構成比34.5%)、九州・中四国が7,516百万円(同14.8%)、中部が4,754百万円(同9.4%)、東日本が21,014百万円(同41.3%)となっている東日本のうち17,421百万円(同34.3%)が首都圏となっている全国に営業所を有していることもあり地域的な偏りはない
代表的な販売先は、飯田グループホールディングス、桧家ホールディングス
、タマホームなどのハウスメーカーであるが、大和ハウス工業、積水ハウス、ミサワホーム等のプレハブメーカーとの取引は少ないその他は地方の地場の住宅ハウスメーカーや工務店等である
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
1. 沿革
北恵 (T:1419)は住宅用の各種建材や住設機器の専門商社であるその歴史は古く、1959年に創業者である北村恵一(きたむらけいいち)氏によって北村恵商事株式会社として設立された後、全国へ業容を拡大してきた現在では代表取締役社長北村良一(きたむらりょういち)氏のもと従業員数335名(2016年11月末現在)、全国に営業拠点23ヶ所(同)を擁する業界トップクラスの独立系住宅建材商社に成長している
2. 事業概要
同社は住宅用建材や住設機器の専門商社で、独立系では最大級である仕入先はLIXILグループ (T:1925)、ケイミュー(株)、クリナップ (T:1928)、ニチハ (T:1722)等の大手メーカーを含めて約2,000社に達するが、特定のメーカーに偏っていることはない基本的に顧客から注文が入ってからメーカーへ発注し、商品はメーカーから建築現場へ直送される仕組みとなっているため自社ではほとんど在庫を保有しない仕入先別ルート(2016年11月期)は、国内メーカーからが78.5%、商社からが21.2%、海外メーカーからが0.3%となっている
一方で販売先別(2016年11月期)は、同社の営業拠点を経由して全国の工務店や住宅会社へ販売する直販が67.6%、子会社の福住(株)及び各地の木材店・建材店を経由するルート販売が32.4%となっている
商品別の売上高(2016年11月期)は、木質建材が4,640百万円(構成比9.1%)、非木質建材が3,061百万円(同6.0%)、合板が2,110百万円(同4.2%)、木材製品が1,832百万円(同3.6%)、住宅設備機器が11,291百万円(同22.2%)、施工付販売が24,537百万円(同48.3%)、その他が3,353百万円(同6.6%)となっているまた同社が独自に企画・開発したオリジナル商品が1,737百万円(同3.4%)となっている各商品別の詳細内容は以下のようである
(1)木質建材:ユニットドア、クローゼット、フロア、収納ユニット、階段セット
(2)非木質建材:石膏ボード、断熱材、屋根材、不燃ボード、サイディング
(3)合板:ラワン合板、針葉樹合板
(4)木材製品:木材構造物、木材造作材、フローリング
(5)住宅設備機器:システムキッチン、ユニットバス、洗面ユニット、トイレ、空調機器、燃焼機器、太陽光発電パネル
(6)施工付販売:商品の納入だけでなく同社が取付工事まで行うもの
外壁工事、住設工事、屋根工事、構造躯体工事、内装工事、サッシ工事、太陽光発電システム
(7)その他:サッシ、エクステリア、化成品、建築金物、建築道具
(8)オリジナル商品:フローリング、輻射断熱材、換気システム、システム収納など
地域別の売上高(2016年11月期)は、近畿が17,542百万円(構成比34.5%)、九州・中四国が7,516百万円(同14.8%)、中部が4,754百万円(同9.4%)、東日本が21,014百万円(同41.3%)となっている東日本のうち17,421百万円(同34.3%)が首都圏となっている全国に営業所を有していることもあり地域的な偏りはない
代表的な販売先は、飯田グループホールディングス、桧家ホールディングス
、タマホームなどのハウスメーカーであるが、大和ハウス工業、積水ハウス、ミサワホーム等のプレハブメーカーとの取引は少ないその他は地方の地場の住宅ハウスメーカーや工務店等である
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)