27日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり8銘柄、値下がり215銘柄、変わらず2銘柄となった。 日経平均は3日ぶり大幅反落。
注目されていた米国のオバマケア代替法案が取り下げられ、トランプ政権の政策実行能力に疑問符が付く結果となったことから、金融市場ではリスク回避の動きが広がった。
円相場は1ドル＝110円台前半まで上昇し、日経平均は191円安からスタートすると、前場に一時18932.09円（前週末330.44円安）まで下落する場面があった。
3月期末の権利付最終売買日を明日に控え、配当等の権利取りの動きが支えとなったが、売り一巡後も軟調もみ合いが続いた。
大引けの日経平均は前週末比276.94円安の18985.59円となった。
終値で19000円を下回るのは2月9日以来、約1ヶ月半ぶりとなる。
東証1部の売買高は17億6293万株、売買代金は2兆0311億円だった。
業種別では、全33業種がマイナスとなり、証券、保険業、不動産業、非鉄金属、海運業が下落率上位だった。
値下がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となり、2銘柄で日経平均を約56円押し下げた。
指数寄与度の大きいファーストリテは、日経225先物の下落とともに一時3.4％安まで下げ幅を広げた。
日経平均構成銘柄の下落率トップは古河電 (T:5801)で4.1％安、同2位は大和証G (T:8601)で3.8％安だった。
古河電は終値で2月2日以来の安値水準となった。
一方、値上がり寄与トップはダイキン (T:6367)、同2位は東エレク (T:8035)となった。
ダイキンは一部証券会社による目標株価引き上げを受けて、1.2％高で本日の取引を終えた。
また、東エレクやSCREEN (T:7735)といった半導体製造装置メーカーの上昇も目立った。
米マイクロン・テクノロジーの強気な業績見通しが好感され、前週末の米SOX指数が上昇した流れを引き継いだようだ。
*15:00現在
日経平均株価 18985.59(-276.94)
値上がり銘柄数 8(寄与度+9.65)
値下がり銘柄数 215(寄与度-286.59)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:6367) ダイキン 11110 135 +5.13
(T:8035) 東エレク 11650 70 +2.66
(T:7735) SCREEN 7870 120 +0.91
(T:4507) 塩野義 5790 13 +0.49
(T:1801) 大成建 834 5 +0.19
(T:6702) 富士通 664.4 2.7 +0.10
(T:4043) トクヤマ 527 2 +0.08
(T:6752) パナソニック 1195.5 2 +0.08
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 34790 -1030 -39.16
(T:9984) ソフトバンクG 7862 -149 -17.00
(T:6954) ファナック 22740 -325 -12.36
(T:6971) 京セラ 6166 -129 -9.81
(T:6762) TDK 6990 -200 -7.60
(T:9433) KDDI 2972 -30 -6.84
(T:4324) 電通 6020 -150 -5.70
(T:9766) コナミHD 4840 -140 -5.32
(T:8028) ユニー・F 6790 -130 -4.94
(T:4523) エーザイ 5928 -114 -4.33
(T:9735) セコム 7997 -105 -3.99
(T:4503) アステラス薬 1500 -20 -3.80
(T:7267) ホンダ 3390 -50 -3.80
(T:8830) 住友不 2920 -91 -3.46
(T:4543) テルモ 3880 -45 -3.42
(T:6988) 日東電 8564 -85 -3.23
(T:9613) NTTデータ 5250 -80 -3.04
(T:3382) 7&I-HD 4359 -80 -3.04
(T:7269) スズキ 4639 -76 -2.89
(T:4063) 信越化 9559 -76 -2.89