■業績動向
1. 2017年4月期業績見通し
スリー・ディー・マトリックス (T:7777)は4月4日付で、2017年4月期の業績修正を発表した。
止血材の販売は計画を下回っているものの、CPCとのライセンス契約締結に伴う契約一時金を受領することが決まったためだ。
事業収益は期初計画の547百万円から605百万円(前期141百万円)、営業損失は同様に1,807百万円から1,185百万円(同1,821百万円の損失)に修正した。
事業収益については期初計画で止血材の販売で497百万円、契約一時金等で50百万円(韓国でのCEマーキング承認取得に伴う一時金)を見込んでいたが、止血材の販売については販売エリアでの医療施設への導入が遅れ気味となっており、125百万円に引き下げた。
一方で、契約一時金については韓国でのCEマーキング承認取得が当局の審査が継続中となっており、2018年4月期以降にズレ込むこととなったが、中国CPCからのライセンス契約一時金により480百万円(期末為替レート107円/ドル想定)を計上することとなった。
費用面では、売上原価が製品売上の計画下振れにより期初計画の287百万円から114百万円に減少するほか、研究開発費も止血材の日米での臨床試験が2018年4月期以降にずれ込むことになったことから、期初計画の850百万円から500百万円に減少する。
また、その他販管費については委託報酬費等のコスト削減を進めたことで、期初計画の1,217百万円から1,176百万円と若干の減額となる。
経常損失や当期純損失については、営業損失の縮小に連動する格好で、それぞれ期初計画から縮小する見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
1. 2017年4月期業績見通し
スリー・ディー・マトリックス (T:7777)は4月4日付で、2017年4月期の業績修正を発表した。
止血材の販売は計画を下回っているものの、CPCとのライセンス契約締結に伴う契約一時金を受領することが決まったためだ。
事業収益は期初計画の547百万円から605百万円(前期141百万円)、営業損失は同様に1,807百万円から1,185百万円(同1,821百万円の損失)に修正した。
事業収益については期初計画で止血材の販売で497百万円、契約一時金等で50百万円(韓国でのCEマーキング承認取得に伴う一時金)を見込んでいたが、止血材の販売については販売エリアでの医療施設への導入が遅れ気味となっており、125百万円に引き下げた。
一方で、契約一時金については韓国でのCEマーキング承認取得が当局の審査が継続中となっており、2018年4月期以降にズレ込むこととなったが、中国CPCからのライセンス契約一時金により480百万円(期末為替レート107円/ドル想定)を計上することとなった。
費用面では、売上原価が製品売上の計画下振れにより期初計画の287百万円から114百万円に減少するほか、研究開発費も止血材の日米での臨床試験が2018年4月期以降にずれ込むことになったことから、期初計画の850百万円から500百万円に減少する。
また、その他販管費については委託報酬費等のコスト削減を進めたことで、期初計画の1,217百万円から1,176百万円と若干の減額となる。
経常損失や当期純損失については、営業損失の縮小に連動する格好で、それぞれ期初計画から縮小する見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)