4日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり96銘柄、値下がり124銘柄、変わらず5銘柄となった。 日経平均は4日ぶり反落。
前週末比44.65円安の22774.38円（出来高概算6億6000万株）で前場の取引を終えた。
米上院が2日に税制改革法案を可決し、円相場が1ドル＝112円台後半まで下落した流れを引き継いで、本日の日経平均は24円高からスタートした。
ただ、「ロシア疑惑」を巡る米政権運営の先行き不透明感や、本日より米韓両空軍の合同軍事演習が始まったことによる地政学リスクへの警戒感が重しとなり、寄り付き後は小安い水準でもみ合う場面が多かった。
値下がり寄与トップはファナック (T:6954)、同2位はソフトバンクG (T:9984)となった。
また、日経平均構成銘柄の下落率トップはオリンパス (T:7733)で3.4％安、同2位はSOMPO (T:8630)で2.0％安だった。
オリンパスは一部証券会社が株価上昇を理由としてレーティングを中位に引き下げた。
更なる株価上昇には、先進国での消化器内視鏡製品サイクル後期における売上停滞の解消へ向けた施策の奏功などが必要との考えを示している。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテ (T:9983)、同2位はユニー・F (T:8028)となった。
内需・ディフェンシブ関連株への資金シフトが続いており、本日も値上がり寄与上位に多く顔を出した。
日経平均構成銘柄の上昇率トップはシチズン時計 (T:7762)で4.9％高、同2位は東海カ (T:5301)で4.7％高だった。
シチズン時計は収益性の改善が確認できたことなどを理由に一部証券会社がレーティング及び目標株価を引き上げている。
*11:30現在
日経平均株価 22774.38(-44.65)
値上がり銘柄数 96(寄与度+56.80)
値下がり銘柄数 124(寄与度-101.45)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:9983) ファーストリテ 43970 310 +11.50
(T:8028) ユニー・F 7690 140 +5.19
(T:4503) アステラス薬 1440 14.5 +2.69
(T:5301) 東海カ 1215 55 +2.04
(T:5101) 浜ゴム 2621 90 +1.67
(T:6098) リクルートHD 2687 14 +1.56
(T:4452) 花王 7591 41 +1.52
(T:7762) シチズン時計 856 40 +1.48
(T:4324) 電通 5140 40 +1.48
(T:7267) ホンダ 3793 18 +1.34
(T:7752) リコー 1048 34 +1.26
(T:2802) 味の素 2100.5 34 +1.26
(T:2002) 日清粉G 2204 32 +1.19
(T:2503) キリンHD 2669 31 +1.15
(T:9009) 京成 3625 60 +1.11
(T:4901) 富士フイルム 4630 26 +0.96
(T:2502) アサヒ 5680 25 +0.93
(T:6758) ソニー 5175 24 +0.89
(T:8058) 三菱商 2860 22 +0.82
(T:3086) Jフロント 1942 43 +0.80
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
(T:6954) ファナック 28040 -380 -14.10
(T:9984) ソフトバンクG 9433 -73 -8.13
(T:7733) オリンパス 4450 -155 -5.75
(T:9433) KDDI 3190 -25 -5.57
(T:4543) テルモ 5340 -60 -4.45
(T:6762) TDK 8910 -100 -3.71
(T:9766) コナミHD 6030 -90 -3.34
(T:6506) 安川電 4965 -85 -3.15
(T:6857) アドバンテ 2166 -40 -2.97
(T:4063) 信越化 12020 -80 -2.97
(T:8035) 東エレク 20715 -80 -2.97
(T:4507) 塩野義 6269 -69 -2.56
(T:4911) 資生堂 5390 -62 -2.30
(T:7951) ヤマハ 4090 -55 -2.04
(T:6305) 日立建 3810 -55 -2.04
(T:6971) 京セラ 7863 -27 -2.00
(T:6367) ダイキン 13015 -50 -1.86
(T:7269) スズキ 6126 -46 -1.71
(T:3382) 7&I-HD 4575 -42 -1.56
(T:6988) 日東電 11035 -40 -1.48