9日の香港市場は値上がり。
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比341.69ポイント(1.11%)高の30996.21ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が96.37ポイント(0.78%)高の12431.20ポイントとそろって続伸した。
売買代金は999億8900万香港ドルにとどまっている(8日の売買代金は1002億8500万香港ドル)。
内外環境の安定で買われる展開。
中国では国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催中のため、各種政策に対する期待感が強まる状況だ。
外部的には、米保護主義の警戒感がやや薄れたことがプラス。
また、朝鮮半島情勢の安定化期待も高まった。
北朝鮮の金正恩党委員長が要請した早期の首脳会談に対し、トランプ米大統領は「5月までに会談する」と応じている。
なお、寄り付き直後に公表された中国の2月物価統計では、消費者物価指数(CPI)の伸びが前年同月比2.9%と予想を上回り、生産者物価指数(PPI)が3.7%で予想を下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク株の上げが目立つ。
光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.5%高、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が5.6%高で引けた。
そのほか、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.7%高、香港地下鉄など運営の香港鉄路(MTR:66/HK)が4.2%高と買われる。
香港鉄路に関しては、通期業績の6割増益が好感された。
本土系不動産セクターもしっかり。
中国恒大集団(3333/HK)が6.1%、碧桂園HD(2007/HK)が2.2%、中国海外発展(688/HK)が2.0%ずつ上昇した。
中国恒大集団については、通期の純利益が前年比で3~4倍に拡大するとの見通しを示したことが材料視されている。
他の個別株動向では、ビールメーカー中国大手華潤ビールHD(291/HK)が9.9%高と急伸。
「ビール世界的大手ハイネケンの中国部門に対し、華潤ビールが買収を提案したもよう」と報じられたことが刺激材料となった。
同業の青島ビール(168/HK)も1.9%値上がりしている。
本土市場も続伸。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.57%高の3307.17ポイントで取引を終えた。
ITハイテク・バイオ医薬関連株が高い。
港湾・海運株もしっかり。
秦港(601326/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、中遠海運HD(601919/SH)が2.7%値を上げた。
自動車株、消費関連株、軍需関連株、金融株の一角なども上昇した。
【亜州IR】
主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比341.69ポイント(1.11%)高の30996.21ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が96.37ポイント(0.78%)高の12431.20ポイントとそろって続伸した。
売買代金は999億8900万香港ドルにとどまっている(8日の売買代金は1002億8500万香港ドル)。
内外環境の安定で買われる展開。
中国では国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が開催中のため、各種政策に対する期待感が強まる状況だ。
外部的には、米保護主義の警戒感がやや薄れたことがプラス。
また、朝鮮半島情勢の安定化期待も高まった。
北朝鮮の金正恩党委員長が要請した早期の首脳会談に対し、トランプ米大統領は「5月までに会談する」と応じている。
なお、寄り付き直後に公表された中国の2月物価統計では、消費者物価指数(CPI)の伸びが前年同月比2.9%と予想を上回り、生産者物価指数(PPI)が3.7%で予想を下回った。
ハンセン指数の構成銘柄では、ハイテク株の上げが目立つ。
光学部品メーカーの舜宇光学科技(2382/HK)が7.5%高、小型電子部品メーカーの瑞声科技HD(AACテクノロジーズ:2018/HK)が5.6%高で引けた。
そのほか、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が4.7%高、香港地下鉄など運営の香港鉄路(MTR:66/HK)が4.2%高と買われる。
香港鉄路に関しては、通期業績の6割増益が好感された。
本土系不動産セクターもしっかり。
中国恒大集団(3333/HK)が6.1%、碧桂園HD(2007/HK)が2.2%、中国海外発展(688/HK)が2.0%ずつ上昇した。
中国恒大集団については、通期の純利益が前年比で3~4倍に拡大するとの見通しを示したことが材料視されている。
他の個別株動向では、ビールメーカー中国大手華潤ビールHD(291/HK)が9.9%高と急伸。
「ビール世界的大手ハイネケンの中国部門に対し、華潤ビールが買収を提案したもよう」と報じられたことが刺激材料となった。
同業の青島ビール(168/HK)も1.9%値上がりしている。
本土市場も続伸。
主要指標の上海総合指数は、前日比0.57%高の3307.17ポイントで取引を終えた。
ITハイテク・バイオ医薬関連株が高い。
港湾・海運株もしっかり。
秦港(601326/SH)が値幅制限いっぱいまで上昇し、中遠海運HD(601919/SH)が2.7%値を上げた。
自動車株、消費関連株、軍需関連株、金融株の一角なども上昇した。
【亜州IR】