こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。
投資の学校グループの戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。
さて、本日ご紹介するコラムでは、戸松先生が『上半期の相場を振り返って分かること』という記事で、2018年上半期の相場について振り返っています。
まず、振り返る際の参考指標として、上半期の主要アセットクラスの騰落率一覧を提示しています。
この一覧からわかることとして、『3月末時点でトップだった原油価格がさらにリードを広げ、半年間で22.7%の上昇率』となっていること、そして、『金価格が比較的大きく反落して順位を落としたこと』を説明しています。
原油価格の上昇については、米国をはじめとする世界的な好景気による需要拡大が背景にありましたね。
また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアが結んだ減産合意や産油国会合にて減産を続けるべきとの主張があったことなども相場を後押ししました。
金相場の下落については、北朝鮮リスクの後退や米金利の上昇を背景に売られる展開となりましたね。
今年の特徴としては、『ナスダックとダウが対照的なパフォーマンスを示しているように、同じ株式市場内でも二極化している』ことを挙げています。
NYダウは下落していますが、『米国小型株指数のラッセル2000も+7.0%と大きく上昇しています。
』また、もう一つの特徴として、『材料主導の相場』だったことを挙げています。
つまり、『本格的な利上げと長期金利上昇、北朝鮮問題、貿易戦争懸念』などの『ヘッドラインニュースに乱高下する』相場を指します。
例えば『フェイスブック(FB)の個人情報流出問題です。
この悪材料が出た時に同社株は暴落しましたが、現在すっかり最高値を回復して』いることが好例で、『ニュースで乱高下しても、最終的に株価を決定するのはファンダメンタルズであり、ノイズで一時的に二極化している株式相場も、やがて世界景気に沿って修正されて行くと見ています』と説明。
最後に、戸松先生は、投資をする上での大事なポイントは『なぜあの時相場が動いたのか、その原因を知ること、それが一時的なニュースによるものなのか、それとも大きな流れを変える本質的なものかを見極めること』と話しています。
ファンダメンタルズとしては、主要企業の今期の想定為替レートは平均で1ドル=106円70銭程度とされていますが、足元のドル円は1ドル=110円台と想定よりも円安で推移していますよね。
輸出企業が多い日本株にとっては想定以上の円安は追い風になるとみています。
なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の7月3日付のコラムである『上半期の相場を振り返って分かること』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。
レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。
フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ
投資の学校グループの戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。
さて、本日ご紹介するコラムでは、戸松先生が『上半期の相場を振り返って分かること』という記事で、2018年上半期の相場について振り返っています。
まず、振り返る際の参考指標として、上半期の主要アセットクラスの騰落率一覧を提示しています。
この一覧からわかることとして、『3月末時点でトップだった原油価格がさらにリードを広げ、半年間で22.7%の上昇率』となっていること、そして、『金価格が比較的大きく反落して順位を落としたこと』を説明しています。
原油価格の上昇については、米国をはじめとする世界的な好景気による需要拡大が背景にありましたね。
また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアが結んだ減産合意や産油国会合にて減産を続けるべきとの主張があったことなども相場を後押ししました。
金相場の下落については、北朝鮮リスクの後退や米金利の上昇を背景に売られる展開となりましたね。
今年の特徴としては、『ナスダックとダウが対照的なパフォーマンスを示しているように、同じ株式市場内でも二極化している』ことを挙げています。
NYダウは下落していますが、『米国小型株指数のラッセル2000も+7.0%と大きく上昇しています。
』また、もう一つの特徴として、『材料主導の相場』だったことを挙げています。
つまり、『本格的な利上げと長期金利上昇、北朝鮮問題、貿易戦争懸念』などの『ヘッドラインニュースに乱高下する』相場を指します。
例えば『フェイスブック(FB)の個人情報流出問題です。
この悪材料が出た時に同社株は暴落しましたが、現在すっかり最高値を回復して』いることが好例で、『ニュースで乱高下しても、最終的に株価を決定するのはファンダメンタルズであり、ノイズで一時的に二極化している株式相場も、やがて世界景気に沿って修正されて行くと見ています』と説明。
最後に、戸松先生は、投資をする上での大事なポイントは『なぜあの時相場が動いたのか、その原因を知ること、それが一時的なニュースによるものなのか、それとも大きな流れを変える本質的なものかを見極めること』と話しています。
ファンダメンタルズとしては、主要企業の今期の想定為替レートは平均で1ドル=106円70銭程度とされていますが、足元のドル円は1ドル=110円台と想定よりも円安で推移していますよね。
輸出企業が多い日本株にとっては想定以上の円安は追い風になるとみています。
なお、上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の7月3日付のコラムである『上半期の相場を振り返って分かること』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。
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フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ