■オープンドア (T:3926)の業績動向
2018年3月期は旅行需要にタイミングを合わせたテレビCMを放送し、新たなユーザー層も含め認知拡大に努めた。
また、国内及び海外の旅行サイトとの直接連携を加速させることで商品情報の拡充を図るとともに、ユーザー要望の強い空席表示対応商品を拡大し、成約率を増加させるなど収益率の向上に努めた。
そのほかにも、口コミサイト「トラベルコまとめ」、「海外Wi-Fiレンタル」比較、主要メニューのアプリ化、「Travelko」の台湾大手旅行会社LionTravelとの連携などによりサービスの充実を図った。
1. 2018年3月期の業績概要
2018年3月期の業績は、売上高4,009百万円(前期比33.8%増)、営業利益1,155百万円(同15.6%増)、経常利益1,163百万円(同15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益756百万円(同19.6%増)と大幅な増収増益となった。
テレビCMは投資効果を見極めながら行う計画であったため、費用に幅を持たせ業績予想に関してはレンジ開示としていたが、予想レンジの上限に近い水準を達成した。
売上高は大幅な増収を達成し、テレビCM費用(約10億円)を吸収し、前期を上回る営業利益を達成した。
自己資本比率80%超と高い安全性を誇る
2. 財務状況と経営指標
2018年3月期末における総資産は前期末に比べ933百万円増加し、4,984百万円となった。
内訳を見ると、流動資産は主に現金及び預金の増加556百万円と売上高の増加に伴う売掛金の増加116百万円により、前期末に比べ707百万円増加し4,299百万円となった。
固定資産は、建物の増加107百万円、投資有価証券の増加49百万円により225百万円増加し684百万円となった。
負債は、844百万円となり、前期末に比べ139百万円増加した。
内訳を見ると、流動負債は主に未払法人税等の増加88百万円により、65百万円増加し768百万円となった。
固定負債は、資産除去債務の増加40百万円により、76百万円となった。
純資産は、主に親会社株主に帰属する当期純利益756百万円の計上により前期末に比べ93百万円増加し4,139百万円となった。
経営指標について見ると、健全性を表す流動比率、自己資本比率ともに極めて高い水準となっている。
収益性を表すROE、売上高営業利益率についてはテレビ CMの費用として10億円を投資したこともありやや低下しているが、極めて高い水準となっており、問題点はない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)
2018年3月期は旅行需要にタイミングを合わせたテレビCMを放送し、新たなユーザー層も含め認知拡大に努めた。
また、国内及び海外の旅行サイトとの直接連携を加速させることで商品情報の拡充を図るとともに、ユーザー要望の強い空席表示対応商品を拡大し、成約率を増加させるなど収益率の向上に努めた。
そのほかにも、口コミサイト「トラベルコまとめ」、「海外Wi-Fiレンタル」比較、主要メニューのアプリ化、「Travelko」の台湾大手旅行会社LionTravelとの連携などによりサービスの充実を図った。
1. 2018年3月期の業績概要
2018年3月期の業績は、売上高4,009百万円(前期比33.8%増)、営業利益1,155百万円(同15.6%増)、経常利益1,163百万円(同15.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益756百万円(同19.6%増)と大幅な増収増益となった。
テレビCMは投資効果を見極めながら行う計画であったため、費用に幅を持たせ業績予想に関してはレンジ開示としていたが、予想レンジの上限に近い水準を達成した。
売上高は大幅な増収を達成し、テレビCM費用(約10億円)を吸収し、前期を上回る営業利益を達成した。
自己資本比率80%超と高い安全性を誇る
2. 財務状況と経営指標
2018年3月期末における総資産は前期末に比べ933百万円増加し、4,984百万円となった。
内訳を見ると、流動資産は主に現金及び預金の増加556百万円と売上高の増加に伴う売掛金の増加116百万円により、前期末に比べ707百万円増加し4,299百万円となった。
固定資産は、建物の増加107百万円、投資有価証券の増加49百万円により225百万円増加し684百万円となった。
負債は、844百万円となり、前期末に比べ139百万円増加した。
内訳を見ると、流動負債は主に未払法人税等の増加88百万円により、65百万円増加し768百万円となった。
固定負債は、資産除去債務の増加40百万円により、76百万円となった。
純資産は、主に親会社株主に帰属する当期純利益756百万円の計上により前期末に比べ93百万円増加し4,139百万円となった。
経営指標について見ると、健全性を表す流動比率、自己資本比率ともに極めて高い水準となっている。
収益性を表すROE、売上高営業利益率についてはテレビ CMの費用として10億円を投資したこともありやや低下しているが、極めて高い水準となっており、問題点はない。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)