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天昇電 Research Memo(4):減益予想だが、先行投資によるもので内容は懸念なし

発行済 2018-07-19 15:24
更新済 2018-07-19 15:40
天昇電 Research Memo(4):減益予想だが、先行投資によるもので内容は懸念なし
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■今後の見通し

● 2019年3月期の業績見通し
天昇電気工業 (T:6776)の2019年3月期の連結業績は、売上高16,500百万円(前期比6.1%増)、営業利益860百万円(同31.8%減)、経常利益820百万円(同29.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益540百万円(33.3%減)が予想されている。


売上高は、引続き自動車向けが好調に推移する見込みであること、自社製品も順調に拡大していることから増収が予想されている。
しかし自動車向け次期製品向けの金型投資(1年償却)や関連した梱包資材への投資(費用)が先行するために利益は減少が見込まれている。
しかしこれらの先行投資は、今後自動車メーカー向けの出荷(売上高)が増加するとの見込みがあるから行うもので、内容としては明るいと言えるだろう。


同社によれば、2019年3月期の設備投資額は約1,000百万円(前期901百万円)、減価償却費1,300百万円(同1,078百万円)、梱包資材関連の投資(経費処理)は約100百万円が予想されている。
また記述の不動産事業においても、伊賀市の土地を売却したのが前期の第2四半期であったことから、通年では減収減益が予想される。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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