クリスマス休場後の取引で原油価格は8%以上上昇したが、アジア時間木曜日の取引で下落した。
日本時間午前1時20分時点における、ニューヨークマーカンタイル取引所の2月限WTI原油先物価格は1.0%安の1バレルあたり46.14ドルとなった。ロンドンインターコンチネンタル取引所の3月限ブレント原油価格は1.1%安の1バレルあたり54.71ドルとなった。
米国株の反発を受けて、水曜日の原油価格は上昇した。米経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は、ドナルド・トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長を解任する気はなく、「100%」安泰であると記者に述べた。
OPECとOPECプラスが原油市場の調節のための臨時会合に前向きであるとの報道により、買い圧力は強まった。
シカゴのThe Price Futures Group社シニアエネルギーアナリストであるPhil Flynn氏は「原油価格は年末までに上昇する余地があるように思える。なぜなら、クリスマスイブの下落は過剰であったからだ」と述べた。また「しかし逆に、今回の反発も過剰であると考えることもできる。なぜなら、我々はこの後の原油市場が弱気相場に戻るかどうか分からないからだ」と付け加えた。
ニューヨークのTyche Capital Advisors社のTariq Zahir氏は「私は現在のトレンドが続くとは思えないので、戻り売りしている」と述べた。
投資家はOPECとOPECプラスによる減産が十分であるかどうかを判断できていないため、今月上旬から原油価格は下落してきた。