アジア時間火曜日午前の取引は、米中貿易協議の様子見ムードと、市場は売り買い様々であった。韓国のサムスン電子(Samsung Electronics) (KS:005930)が今四半期の営業利益予想を29%引き下げ、市場の注目が集まった。
同社は10-12月期の営業利益を10.8兆ウォン(96.7億ドル)と、前年同期比29%減少する見通しを立てている。今回の下方修正は、同社の半導体製品需要の低迷が影響していると説明している。
「半導体事業の不振により、2019年第1四半期の営業利益予想を下方修正する」と発言しており、詳細な決算は1月下旬に行われる。
日本時間午前11時50分時点の韓国総合指数は、2037.21と小幅推移となっている。
一方、中国の上海総合指数は0.1%安、深セン総合指数は0.2%高となっている。
ウィルバー・ロス米商務長官が月曜日に、米中双方が受け入れ可能な合意を得る可能性は高いと発言し、米中貿易協議への注目が集まった。
「今回の貿易協議は米中双方が受け入れ可能で、重要問題全てに対応する妥当な解決策を得る可能性は非常に高い」と、同氏は月曜日のCNBCの取材で発言した。
今週から新たな貿易協議が北京で開始されることとなったが、月曜日のサウスチャイナ・モーニング・ポストによると、今月末ダボスで行われる世界経済フォーラムにおいて、トランプ米大統領は王岐山国家副主席と会談する可能性が高いと報じている。
一方で、朝鮮中央通信社は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が4度目の訪中を行っていると報じている。同氏は月曜日に平壌を出発し、木曜日に終える予定である。
午前の日経平均株価は1.1%高となった。ソフトバンクグループ(T:9984)はウィーワーク(WeWork)に対して、20億ドルの追加出資を行うとのロイター通信の報道があった。
関係筋2人によると、同社は早くとも火曜日に追加出資を発表するだろうと発言している。
オーストラリアのASX200指数は、5683.2と持ち合いとなった。