木曜日から金曜日にかけての株式市場の動向:
- 日本時間金曜日午前7時40分時点での、ネットフリックス(Netflix) (NASDAQ:NFLX)株は対前日比2.7%安。第4四半期売上高が市場予想をわずかに下回る結果となったが、契約者数の伸びは堅調であった。
- アメリカンエキスプレス( American Express ) (NYSE:AXP)株は対前日比2.5%安となった。第4四半期のEPS(一株当たり利益)がコンセンサス予想を6セント下回った。同社は第1四半期の予想EPSは僅かに明るいとの見通しを示した。同社は、第4四半期決算の不振を法人サービス事業とネットワークサービス事業の業績悪化によるものと発表している。
- JBハント・トランスポート・サービシズ(JB Hunt Transport Services) (NASDAQ:JBHT)株は対前日比6.6%高となった。 BNSF Railway Co.との仲裁裁判での費用によって第4四半期決算は予想を下回ったが、売上高は対前年比16.6%増となり、市場予想を2000万ドル上回った。
- シュルンベルジェ(Schlumberger) (NYSE:SLB)は小幅安となった。油田探査最大手の同社は、金曜日の取引開始前に第4四半期決算の発表を行う。予想売上高は81億ドル、予想EPSのコンセンサスは37セントと、第3四半期から5%減となっている。昨年の原油安によって株安となったが、12月24日の安値から16%近く値を上げている。原油価格は年初より15%高となっている。
- リオ・ティント(Rio Tinto) (NYSE:RIO)も、金曜日の取引開始前に第4四半期決算の発表を行う。木曜日の取引終了後のADR(米国預託証券)は小幅高となっている。鉱業大手である同社の直近決算では、資源価格の低迷による影響を受けていた。世界経済の先行指数となる銅の価格は、2018年が年初20%安であったのに対して、2019年は1.9%高となっている。