本日のマザーズ先物は、米政治の先行き不透明感など外部環境への懸念から個人投資家を中心とした短期資金は新興市場へのシフトが続くことが予想される。
本日も新規の手掛かり材料に乏しい状況に変化はなく、相場全体としては上値の重くなるなかで引き続き中小型株志向が継続するだろう。
来週から始まる国内企業の決算ラッシュを前に主力大型株に対しては積極的な売買を手がけにくくなるなか、個人投資家による短期資金はマザーズ先物へと向かいやすくなろう。
また、23日までの日銀金融政策決定会合において、一部市場で噂されていたTOPIX型ETF(上場投資信託)の買入比率変更に対する言及がなかったことで、足元で東証1部の中小型株に向かっていた資金がマザーズ市場へと還流していることも需給面での下支え要因となろう。
一方で、週末要因によるポジション調整の動きから資金の逃げ足が速くなりやすい点には注視が必要である。
上値のメドは960.0pt、下値のメドは930.0ptとする。