日経平均は続伸。
15日の米国市場でNYダウは3日続伸し、138ドル高となった。
米中交渉の進展が報じられたほか、中国の李克強首相が景気刺激策の継続を発表したことが好感された。
週明けの東京市場もこうした流れを引き継いで半導体関連株などに買いが先行し、日経平均は125円高からスタート。
朝方に一時21612.67円(前週末比161.82円高)まで上昇すると、「米中首脳会談が6月にずれ込む可能性が出てきた」との報道を受けて伸び悩む場面もあったが、中国株高などが支えとなり堅調に推移した。
大引けの日経平均は前週末比133.65円高の21584.50円となった。
東証1部の売買高は10億3392万株、売買代金は1兆9134億円だった。
業種別では、その他製品、金属製品、化学が上昇率上位で、その他も全般堅調。
鉱業のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は18%となった。
個別では、任天堂 (T:7974)が売買代金トップで3%近く上昇したほか、ソフトバンクG (T:9984)、ソニー (T:6758)、トヨタ自 (T:7203)、武田薬 (T:4502)などがしっかり。
半導体関連株では東エレク (T:8035)が3%高となって日経平均を押し上げ、SUMCO (T:3436)は4%近い上昇。
米SOX指数の上昇が波及したようだ。
ZOZO (T:3092)や資生堂 (T:4911)も上げが目立った。
また、新規レーティング観測のメディシス (T:4350)、堅調決算や中期経営計画が評価されたトリケミカル (T:4369)などが東証1部上昇率上位に顔を出した。
一方、KDDI (T:9433)などが軟調で、キーエンス (T:6861)や三菱UFJ (T:8306)は小安い。
東京電力HD (T:9501)との合弁会社設立を発表したイーレックス (T:9517)だが、荒い値動きとなり反落。
また、業績下方修正や減配を発表したアグレ都市D (T:3467)が急落し、東証1部下落率トップとなった。