本日の米国市場で注目の3ポイントは以下の通りだ。
1. ホーム・デポなど小売企業決算報告
本日はホーム・デポ(NYSE:HD)を筆頭に、小売企業の決算報告が控えている。
ホーム・デポの予想EPSは2.18ドル、予想売上高は264億ドル。
今月上旬、JPモルガンはホームデポに対する格付けを「オーバーウェイト(買い)」としたが、四半期比較売上予想を4.7%から3.7%へ下方修正している。
また、百貨店チェーンコールズ(NYSE:KSS)の予想EPSは68セント、予想売上高は40億ドル。
ディスカウントチェーンのTJX(NYSE:TJX)の予想EPSは55セント、予想売上高は92億ドル。
カー用品店大手チェーンのオートゾーン(NYSE:AZO)と大手百貨店チェーンJ.C.ペニー(NYSE:JCP)も寄付き前に決算報告。
大引け後に決算報告を行う大型百貨店チェーンのノードストローム(NYSE:JWN)の予想EPSは43セント、予想売上高は36億ドル。
2週間前、ウェッドブッシュ・セキュリティーズはノードストロームに対する格付けを「アウトパフォーム(買い)」から「中立」へ引き下げ、目標株価を40ドルへ下方修正した。同株は5月6日にその目標株価水準を下回って下落した。20日には1%高の37.46ドルを付けたものの、今年19.6%下落している。
2. 米中古住宅販売上昇見通し
日本時間21日午後11時00分、全米リアルター協会が4月中古住宅販売件数を発表する。
年率換算で2.7%増の535万件を計上する見通し。
同日午後11時45分にはチャールズ・エヴァンスシカゴ連銀総裁がフロリダの金融市場会議で発言する。
また日本時間22日午前1時にエリック・ローゼングレンボストン連銀総裁がニューヨーク経済クラブにて発言する。
3. API原油在庫は横ばい見通し
投資家が今後の価格の方向性を模索する中で、20日の原油価格はまちまちであった。
日本時間22日午前6時30分に米石油協会(API)が発表する原油在庫週間統計に注目が集まる。なお先週は860万バレルの大幅増となっていた。