21日のマザーズ指数は3日ぶり大幅反落となった。
前日の米株式市場で、7月の利下げを確実視する見方が強まったほか、月末の米中首脳会談での協議進展への期待感からS&P500種株価指数は史上最高値を更新するなど、良好な外部環境を背景にマザーズ指数は朝方から節目の900ptをキープして底堅いスタートとなった。
その後は、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりや円相場が1ドル=107円割り込みを窺うような円高基調となるなか、次第にマザーズ銘柄に対する利益確定売りの動きが強まった。
なお、売買代金は概算で1107.60億円。
騰落数は、値上がり76銘柄、値下がり202銘柄、変わらず6銘柄となった。
値下がり率上位銘柄では、Amazia (T:4424)、シェアリングテクノロジー (T:3989)や前日に上場したピアズ (T:7066)が大幅安になった。
売買代金上位では、オンコリス (T:4588)、サンバイオ (T:4592)、メルカリ (T:4385)、JMC (T:5704)、レアジョブ (T:6096)が軟調。
一方で、フィリピンで5Gに用いる周波数の割当通知を受領したips (T:4390)のほか、Sansan (T:4443)、インパクトホールディングス (T:6067)、Kudan (T:4425)、モルフォ (T:3653)は上昇。
なお、本日マザーズ市場に上場したブランディングテクノロジー (T:7067)は買い気配のまま初値付かずで大引けを迎えた。