CAC Holdings (T:4725)の子会社であるCACクロアと、創薬支援のAxcelead Drug Discovery Partnersは6月28日、CACクロアが実施する化合物共有ライブラリー事業(QualityLead)構想の早期実現に向け、業務提携の検討を開始したと発表。
QualityLeadは各社が保有する化合物を集約して一括管理し、製薬会社の医薬品探索研究に係る経費の削減を図るとともに、集約された化合物を共有化したAll Japan創薬ライブラリーの構築をめざしている。
QualityLeadのプラットフォーム構築については、2017年12月に日本医療研究開発機構(AMED)の医療研究開発革新基盤創成事業に採択され、AMEDの支援のもと実施しており、現在大手を含む複数の製薬会社が参画している。
今回2社はQualityLeadの枠組みの中で両社の持つリソースとノウハウを共有し、All Japan創薬ライブラリーの構築と拡張、化合物評価、AI創薬技術の開発、産産連携・産官学連携の推進など、日本初の革新的医薬品の開発支援を加速していくとしている。