10日のアジア市場はまちまち。10日午前10時30分に発表された6月中国消費者物価指数(CPI)は市場予想通り前年比2.7%増となった。
10日午後2時00分時点の上海総合指数は0.02%の小幅安。
6月中国生産者物価指数(PPI)は前年比で増減なし。市場予想では0.3%増となっていた。
香港ハンセン指数は0.14%高。
ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は9日、劉鶴副総理ら中国高官と電話会談を行った。米当局者が明らかにした。
中国商務省は声明の中で電話会議が行われたことを認めた。
当局は「双方が適切に協議を進めている」としつつ協議内容詳細については明らかにしていない。クドロー米国家経済会議(NEC)委員長は以前、米中通商会議について「締切日はない」とし「早さではなく質が重要だ」と強調していた。
日経平均は0.04%の小幅安。
韓国KOSPIは0.65%高。
豪ASX 200は0.30%高。
市場の目は10-11日に行われるパウエルFRB議長議会証言に向いている。議会証言は10日午後11時から開始。
5日に発表された6月米雇用統計が好調な結果となったことを受け、FRBが利下げ観測を牽制するのか注目が集まる。
市場は7月FOMCでの利下げを織り込んでいる。しかし強い雇用統計を受け50bpの大幅な利下げ観測は弱まっている。