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ギフト Research Memo(5): 業績好調、2019年10月期第2四半期利益は期初見通しを超過達成

発行済 2019-07-30 15:25
更新済 2019-07-30 15:41
© Reuters.  ギフト Research Memo(5): 業績好調、2019年10月期第2四半期利益は期初見通しを超過達成
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■業績動向1. 2019年10月期第2四半期業績動向ギフト (T:9279)の2019年10月期第2四半期の業績は、売上高4,334百万円(前年同期比29.3%増)、営業利益550百万円(同27.1%増)、経常利益556百万円(同28.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益354百万円(同9.7%増)となった。

外食産業は堅調な雇用・所得環境に下支えされ、拡大基調で推移したが、人手不足から正社員の採用コスト、臨時社員の時給など人件費が依然高止まりする状況にあった。

このような環境下でも順調な業績を続ける同社に対し、顧客やプロデュース店オーナー、仕入先、従業員などステークホルダーの信頼はより厚くなっていると考えられる。

第2四半期において同社は、直営店の出店を加速させるとともにプロデュース店の出店を着実に増やすことができた。

一方、営業面でサービスや販促策を強化、採算面では製麺工場を含めたトータルコストの削減などに取り組んだ。

この結果、期初の第2四半期業績見通しに対して各利益段階で高い進捗率となり、売上高で274百万円、営業利益で110百万円の超過達成となった。

国内直営店事業部門は、既存店売上高が前年同期比2.5%増、出店が7店で、売上高は3,236百万円(前年同期比34.0%増)となった。

全社員が集まる研修で成功体験の横展開が図られ、QSCA(Quality、Service、Cleanliness、Atmosphere)が継続的に向上したほか、「完まくアプリ3 DAY」など販促を積極展開したことなども奏功し、「横浜家系ラーメン」を中心に売上が好調に推移した。

また、前期に「豚山」実験1号店を「横浜家系ラーメン」の近隣に出店したが、客の食い合いが起こらず、ともに売上が好調に推移したため、新たな駅近エリア業態として「豚山」の出店加速を開始した。

また、商品開発やマーケティングの拠点となる「開発センター(Noodles Factory)」を新設した。

人手不足問題に関しては、社員紹介制度の運用強化やキャスト(パート・アルバイト)のスキルに応じた時給アップを推進するとともに、勤務場所や勤務時間を限定する新たな社員制度を構築するなど、事業拡大のボトルネックにならないよう社員数の確保を図った。

海外直営店事業部門においては、食材の廃棄削減や食材見直し、シフトコントロールによる人件費削減など採算改善策を進めるとともに、SNSを使った情報発信により売上拡大を進めた。

この結果、米国事業の本社費用配分前営業利益は月次黒字が定着してきたようだ。

一方、プロデュース事業部門は売上高1,097百万円(前年同期比17.3%増)となった。

麺からタレ、スープ、ギョーザのPB商品をパッケージで購入するフルサポート店の比率が上昇し、増収貢献だけでなく効率改善にもつながったもようである。

既存の出店地域では、従来どおり直営店との出店調整を図りながら既存オーナーの増店支援を活発化、未出店地域のうち直営店の出店予定のない地域では、新規オーナーの開拓を積極的に進めた。

海外プロデュース事業では、既存オーナーの出店意思を確認しながら新規出店地域の検討を進めた。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

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