マーケットE (T:3135):2587円(+167円)急伸。
21日に開催した決算説明会の資料と議事・質疑応答を公表し、材料視されている。
9月から中古スマートフォンでのSIMロック解除が解禁されることを受け、小林泰士社長CEOが「格安SIMのマーケットもさらに拡大する」と説明、同社の「iPhone格安SIM通信」などで集客増が期待できるとの見方から買いが集まっている。
また、小林氏が営業利益率を改善させながら投資を進める方針を示したことも好感されているようだ。
信越化 (T:4063):10625円(+115円)堅調。
東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も9700円から12920円に引き上げている。
塩ビ・化成品や半導体を取り巻く事業環境が厳しい状況を跳ね返して第1四半期は増益着地、にも関わらず、足元のバリュエーションが過去比較で低位にあると判断しているもよう。
20年3月期及び21年3月期の営業利益はそれぞれ、4205億円、4400億円と予想している。
ピーバン (T:3559):1123円(+21円)大幅に3日ぶり反発。
11万株の立会外分売を23日に実施すると発表している。
分売値段は1069円。
東証本則市場への市場変更の準備を進めており、形式要件の充足を図ることが目的。
同社は9日に23-28日に立会外分売を行うことを明らかにしており、実施決定を受けて需給悪化懸念が後退するとの見方から先回り買いが入っている。
13日に年初来安値(1080円)を付けており、値頃感も買いやすさにつながっているようだ。
H.I.S. (T:9603):2646円(+118円)大幅続伸。
ユニゾHD (T:3258)の争奪戦から撤退する方針を固めたと一部で報じられている。
ホワイトナイトとしてソフトバンク系ファンドなどが対抗TOBを発表していることなどが背景とみられる。
買収合戦による費用負担増加などへの警戒感が強まっていただけに、撤退を好感する動きが優勢となっているようだ。
なお、来週28日には決算発表が予定されている。
Gunosy (T:6047):1396円(+49円)大幅反発。
SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価は2150円としている。
5月期決算発表後は株価が大きく調整、「グノシー」の再成長を目的としたマーケティング投資による今期の大幅減益見通し受け、投資効果への懸念が広がる形となっているが、株式市場の反応は過度に保守的と判断しているもよう。
21年5月期には大幅営業増益となる確度は依然として高いと考えているようだ。
シリコンスタ (T:3907):2052円(+53円)急伸。
Googleのゲームプラットフォーム「STADIA」にミドルウェア「YEBIS3」の提供を開始したと発表している。
YEBISを使うことにより、高品質なグラフィックス映像表現が可能になるという。
ゲームパブリッシャーやデベロッパーの事業拡大に貢献するとともに、ビジネス拡大を図る。
Googleのプラットフォームへの提供開始で将来の利益が拡大するとの期待から買いが集まっている。
朝日インテック (T:7747):2358円(+83円)大幅続落。
21日に決算説明会が開催されているが、その後は昨日、本日と売り優勢の展開になっている。
説明会では、今期業績予想は過年度予想よりも精度が高いと言及しているもようで、あらためて今期の収益鈍化見通しがネガティブ視される形になっている。
ここ2年間は期初計画を上回る業績水準を達成していたため、今期予想も保守的との見方があったようだ。
野村證券では前日、目標株価は引き上げているものの業績予想は下方修正している。
ユニファミマ (T:8028):2397円(+134円)大幅続伸。
みずほ証券では投資判断を「アンダーパフォーム」から「中立」に格上げ、目標株価も2250円から2400円に引き上げている。
外部環境の変化に対する経営陣の認識やスピード感を伴った改革の実行力を評価するなか、株価の大幅な調整で割高感も解消したとしている。
中期計画目標値達成も視野に入ってきていると指摘。
ショートポジションも多く、売り方の買い戻しにつながっているものとみられる。