前日の米国株式市場はダウ平均株価は下落、S&P500とナスダック総合指数は上昇とまちまちの結果となった。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)にトランプ大統領のアドバイザーを務めるマイケル・ピルズベリー氏が貿易協議の交渉を迅速に行わないと大統領は関税を引き上げるだろうと語ったことで、米中貿易協議への懸念が高まり株価の重しとなった。ちなみに現在ワシントンで次官級協議が進行している。
また、FOMCの結果を受けて、年内の利下げが不透明になっていることも上値を重くしている。Investing.comの米政策金利モニターツールでは、10月のFOMCでは48.7%が据え置きを予想しており、12月までに50.5%が0.25%の利下げを予想している。ただし、32.9%は12月のFOMCでも利下げしないと予想している。
米10年債利回りは0.17%高の1.777%、ドル/円は107.95円。
上海総合指数は0.23%高、香港ハンセン指数は0.36%高、韓国総合株価指数は0.16%高、ドル/オフショア人民元は0.15%安、ドル/ウォンは0.15%安となっている。
日経平均株価は2万2156円と続伸している。25日平均の騰落率は126.91%となっており、過熱気味だが、かといってこのような強い上昇トレンドの時はすぐに大きな調整にはならないことが多いため、しばらく持ち合いが続く可能性が高い。3連休前ということもあり、持ち合いの中の小動きとなるだろう。